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思いがけず泣けた回――ガールズバンドクライ 第8話 もしも君が泣くならば【アニメ感想】

アニメ感想

引き続きアニメ「ガールズバンドクライ」の感想です。
元ネタのプロジェクトをよく知らない状態での初見での感想になります。

『ガールズバンドクライ』公式サイト

アニメ「ガールズバンドクライ」公式サイト
アニメ「ガールズバンドクライ」の公式サイトです。キャラクター情報やMV等のコンテンツをご紹介!キャストやスタッフ情報もこちらで確認できます。

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます

未視聴のかたはご注意下さい。

ストーリー

アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

STORY | アニメ「ガールズバンドクライ」公式サイト
アニメ「ガールズバンドクライ」の公式サイトです。キャラクター情報やMV等のコンテンツをご紹介!キャストやスタッフ情報もこちらで確認できます。

ライブを経て、対立していた仁菜と桃香はさらにヒートアップ。お互いの想いをぶつけ合う2人。仁菜は本気でプロを目指すため退路を断つ。このままゴタゴタが続くようなら辞めると智は言う。そんな中、バイトを始めた仁菜のもとに桃香が訪れる。

©東映アニメーション
https://girls-band-cry.com/story

感想

仁菜桃香の喧嘩で熱くて目が離せない回でした。思いがけず泣けた回でもあります。

大人の目で客観的に見ると、仁菜の言い分のほうが分が悪い話だと思います。
成功する可能性が高ければまだしも、退路を断ってしまうのは、ダメだったらどうするんだという話ですからね。
桃香としても、仁菜に昔の自分を見ていて、同じ思いはさせたくないと、仁菜のことを思っているのがすごく伝わります。

ただ、私は桃香と同じく仁菜たちがプロになれる可能性は低いと思い込んでいましたが、すばるによれば必ずしも夢物語とは言い切れないようです。
いつの間にかフェスの審査に通ったとか、仁菜の声が好評でフォロワーも増えたとか。ルパにも声がかかったとか。
これまで5人でのライブの場面があまり描写されていないので、そんなに人気が出ていた実感がなく、いつの間に?という感じでした。桃香目線の気持ちも伝わるよう、あえて5人ライブをあまり描写しなかったのかな、とちょっと思いました。

ちなみに、バンド名は「トゲナシトゲアリ」で確定しているようです。仁菜が前回ライブ中に勝手に言った名前だったので各メンバーの反応が気になるところですが、特に反対する理由もなくて今さら揉めるのも馬鹿らしいという感じかもしれません。
仁菜と桃香が大揉めになっていますし、そちらのほうが気になる問題ですからね。

仁菜が予備校をやめる件については、仁菜が勝手に実家にお金を送り返していましたが、親の同意を取っていないのは明らかですので、まだまだ一悶着ありそうです。仁菜の手紙一つで説得できるとはとても思えないです。まあが何か手を尽くす可能性もありそうですが。

そもそも貯金を返したり仕送りも断ったりしてしまって、仁菜の今後の生活が大丈夫なのか心配になるところです。
仮にプロになれるとしても数年先でしょうし、バイト代でやり繰り出来るのかどうか。いざとなればすばるに頼ったり桃香と同居したりする手もあるかもしれませんが、仁菜の身勝手で迷惑をかけるのもどうかと思います。
まあ仁菜の言う「退路を断つ」というのが、プロになる以外の逃げ道を考えないということですから、ここで心配するのがナンセンスなのかもしれませんが。

さて、桃香仁菜がダイヤモンドダストのライブを覗いて、思いがけず桃香と元仲間との再会場面がありました。
このあたりの展開は目が離せないというか、仁菜の行動に桃香と同じく「正気か!?」と思ってしまいました。
仁菜が飛び出した時点で、今回は仁菜が怪我する展開だったのかと思ってしまうほど間一髪でした。

普通に考えれば強硬すぎる仁菜の行動に賛同できるはずもないですが、それでも熱くて目が離せない展開でした。
ダイヤモンドダストのヒナ以外の3人は、やはり桃香と別れることになったことを気にしていて、桃香のことを心配していた様子でした。
自分たちの道は正しかったことを信じていると言いつつ、桃香には桃香のやり方で頑張って欲しいと思っている様子が伝わってきました。
桃香から宣戦布告された時にも、内心安心したのではと思います。

ともあれ、ようやく仁菜の思いが通じての桃香の宣戦布告。
これにはさすがにうるっと来るものがありました。
ダイヤモンドダストの演奏が桃香の言うように本当に下手だったのかはわかりませんが、あれだけ仁菜と対立していた桃香が、ダイヤモンドダストのメンバー相手に、仁菜と一緒に戦うことを宣言したのが熱くて良かったです。

仁菜桃香を好きだと言い、告白だと思いましたが、やはり告白だったと言った仁菜。
もちろん仁菜が桃香を好きなことは間違いないです。ただ、好きな相手にこれだけ自分の持っていた怒りともいえる気持ちをぶつけられるというのが凄いです。

その後の桃香の号泣。
今まで自分でも無意識のうちに押さえていたものが溢れ出たんでしょうね。
今回は仁菜の号泣もありましたが、あまり涙を見せないタイプだった桃香が思いきり泣いたというのは一層心を打つものがあります。
まあ運転しながら泣くのはちょっと危ない気はしますが。

ちなみにルパは終始一貫してこの結末がわかっていた様子でした。
仁菜の行動力と桃香の底にあるものを見通していたのでしょうか。桃香も意思は固いほうだと思いますが、仁菜の桃香への思いのほうが上回っていると思ったのか。ルパの洞察力はさすがだと思いました。

次回の展開予想

フェスでダイヤモンドダストに勝つという目標が出来たわけですから、次はそれに向かう流れだと思います。

今回、桃香とダイヤモンドダストのヒナ以外のメンバーとの会話がありましたが、仁菜とヒナの直接の会話はありませんでした。
仁菜が強い因縁を持っているのはヒナですので、どこかで仁菜がヒナとの因縁を乗り越える展開が出てきそうな気がします。

たとえば、どこかでヒナと会話する機会ができて、仁菜がヒナの言葉でトラウマが蘇って上手く歌えなくなり、乗り越えなければという展開など。どうでしょうか。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

牛丼屋のバイト、丁度タイミング良く募集していたのかな?

描写されていないだけで、裏でルパさんが色々と上手く調整してくれたのかもしれませんね。

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