さて、今日は理科検定(化学)の話をします。
漢検1級、数検1級をやっとの思いで取ったものの、英検は準1級すら受からず、三大検定制覇は夢のまた夢だと思い知ったその頃。
この際、違う科目の「1級」でも良いかと別の科目に目を向けてみたのですが、簿記1級はそれはそれで難しそう。
かといって歴史検定などは、自分にとって全然縁のない分野なので無茶もいいところです。
かつて理科学検定というものが存在したのですが、2010年に休止した話は知っていました。
理科学検定さえ残っていれば1級を目指せたかもしれないのに……と思いつつ検索して出てきたのが「理科検定」でした。
理科検定とは
理科検定は、理科学検定から「理検」の名を引き継いだ検定試験で、実用理科技能検定といいます。
理科検定の試験には、STEPとSCOREとがあります。
STEPには1級~8級の試験が用意されています。
3級以下は「理科検定3級~理科検定8級」と、「理科」という科目で一括りになっています。
1級と2級は、「物理検定」「化学検定」「生物検定」「地学検定」の4種類に分かれています。
それぞれの検定に合格したら「物理検定1級」「化学検定1級」のように認定されます。
一方、SCOREは、一つの試験により級が認定されます。
1級が存在するSCORE100であれば、1000点満点中900点以上取れば1級、800点~899点だと準1級、700点~799点だと2級、100~150点だと6級のように、点数により級が認定されます。
ともあれ、物理や化学であれば多少は腕に覚えのある身としては、1級が欲しいならこれを目指すしかない、と飛びつきました。
化学検定1級
最初に目指したのが化学検定1級になります。
化学は学生時代には数学よりも得意科目でしたので当然の選択です。
まずは過去問を手に入れました。

また、化学が得意だったのははるかに昔の話ですっかり忘れていますので、市販の問題集を入手しました。
1級の試験範囲は「高校応用」となっていますので、数検でいうなら準1級くらいのレベルに相当します。
とはいえ、過去問を見る限り、大学入試と違う傾向の問題もそこそこ見かけましたので、高分子や錯体といった手薄になりがちな部分を中心に復習して臨みました。
理科検定の1級は280点満点。70%以上で1級合格、50%以上で準1級合格になります。
196点取れれば1級合格です。
大問は80点の問題と40点の問題とがあり、80点の問題を丸々落とすと非常に厳しい戦いになります。
実際に受けたのが2017年8月。今から4年前です。
この時の化学は、手に入れた過去問と問題の傾向がそれほど違いはなかったため、苦戦はしませんでした。
250点で悠々合格しました。

これで、3個目の1級取得です。
ここから理科検定への挑戦が始まりました。
ですが、今思うと、過去問と傾向が似ていたのはこの回の化学だけでした。
他の科目と違って化学だけが似ているのか、それとも、この回までは他の科目も過去問と似ていたが次の回から一斉にがらりと変わったのかはわかりません。
いずれにせよ、この時は「この調子なら、物化生地の全科目1級制覇も難しくはなさそうだ」などと考えていました。
そういう言い方をするってことは……?
うん。現状のプロフィールに理科の1級は、「化学1級と物理1級」しか書いてないことで察してくれればいいよ。
まとめ
理科検定の化学検定1級を2017年8月に受検しました。
過去問と高校問題集をしっかり解いて準備していたので、250/280点取得して合格しました。
ただし、この準備方法が現在も通用するかどうかは私にはわかりません。
次回は物理検定の話になります。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。