PR

白票には意味があるのか問題

雑記

今日は参議院選挙の投票日なので、いつもと趣向を変えて「白票」について個人的な考えを書いてみたいと思います。

まず、事実として「白票」は「無効票」です。

白票で投票しようと、「棄権」と書いて投票しようと、「平沢唯」のようにアニメのキャラクター名を書いて投票しようと、(実際に平沢唯という名前の人が立候補していない限り)無効票として扱われて集計から除外されます。

例に出すのがアニメキャラっていうのがこのブログらしいね!

白票は無効票ですので、「白票は意味があるか」の問いかけは、真意としては「無効票であっても投票所に行って投票すること自体に意味があるか」と言い換えられると思います。

白票よりも有効票

立候補者はまず自分たちの得票が気になるはずですが、次に気にするのは対立候補の得票でしょう。無効票も多少は気にするかもしれませんが、対立候補の票のほうがずっと気になると思います。

気になるということは、政策に影響する可能性も増えるということです。

対立候補の政策を支持する人が多いようなら、その存在を無視するわけにはいかない場面も増えると思います。

そういった政策への影響を考えて、「たとえ小さくても影響を与えたい」と考えるなら、無効票よりは有効票のほうがずっと効果的だと思います。

投票で何らかの意思表示をしたいなら、白票で投票するよりも、自分の考えに近い人に投票するべきでしょう。

この場合、戦略投票もありだと思います。当選させたくない候補者を落とすため、必ずしも自分の考えに沿わなくても、その候補者と当落を争っている候補者に投票するという考え方です。

棄権よりも白票

理想論でいえばそうなんですが、「個々の意見を比較検討して自分の意見に近い人を決める」など、様々な理由によりできない人もそれなりに存在すると思われます。

自分の一票で当選者が変わるような接戦などそうそう起こらない、という現実もあります。

そして、「どうしても決められないし、白紙を投票するなら棄権しても同じだろう」という考えがあっても不思議ではないです。
投票所に行く時間を自分の好きなように使ったほうが合理的だという考え方です。

で、ここからは私個人の考えですが、「棄権するよりは、投票所に行って一票を使う行動をするほうが良い」と思っています。

有効票を投じるのがベターですが、たとえ無効票(白票)でも、棄権よりは良いと思ってます。

この意見の前提として、「政治家は、次回の選挙で多くの票を得られる可能性が高い政治を行う」という考えがあります。

ざっくり言うと「高齢者の投票率が高ければ高いほど高齢者向けの政策が多くなる」といった感じです。

総務省のサイトに「年代別投票率」が載っています。

総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について

数字によっては抽出調査だったり全数調査だったりしますが、「どんな年齢の人がどのくらい投票に行ったか」はしっかり把握されているようです。
もちろん「誰が誰に投票したか、誰が白票だったか」まではわからないはずです(出口調査で推測は出来るかもしれませんが……)。

投票所入場整理券にバーコードがついています。投票所に行って係の人にこの券を渡すと、ピッとバーコードをチェックしてもらってから投票用紙をもらえます。

このバーコードのチェックで投票済の人を管理するとともに、投票した人の属性が集計されているのだと思っています(これは推測です。私は関係者ではないので実際にはどう集計されているのか正確には知らないです)。

そして、ある年齢層の投票率が高くなれば、政治家としては投票数が多い層に反感を持たれたくないでしょうから、「この人たちにも有利な政策をしよう」となるでしょう

そういった意味で「自分が属している層の投票率を少しでも上げるため、白票でもいいから投票所に行こう」という考えであれば私は同意します。

まとめ

不等号で表すと以下のような感じです。

  • 有効票を投票(戦略投票含む) > 白票(=無効票) > 棄権(投票所に行かない)

白票は無効票だけど、投票を棄権するよりは有意義である、と考えています。

今日は以上となります。ここまでお読み下さりありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました