銀河英雄伝説Die Neue These第12話「死線(後編)」の感想です。
なお、私は原作と前回のアニメは視聴済みで、その上での感想になります。
- 銀河英雄伝説Die Neue These公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
補給不足にあえぐ同盟軍遠征艦隊。この危機を救うはずだった輸送船団は、キルヒアイスの猛攻の前に壊滅した。頼みの綱の補給も届かず、意気消沈した同盟軍艦隊に、帝国軍の猛反攻が加えられる。ラインハルト麾下の精鋭たちが次々と同盟軍艦隊を撃破していくなか、ヤン率いる第十三艦隊もケンプ艦隊の攻撃にさらされていた。
© 田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会
https://gineiden-anime.com/story12.html
感想
この回で1st Seasonが終わり、ということで、てっきりアムリッツア会戦終了まで描くのかと思ってましたが、「死線」の部分のみでアムリッツア会戦は2nd持ち越しでした。
会戦中での持ち越し。実に区切りが悪いと思うのですが、当初からの予定でしょうか。
まあ、序盤の話をじっくり描きたかったのかもしれませんが、どうも不思議な印象です。
さて、今回も前回に引き続き、ものすごくリアリティあふれる絵で、ファイナルファンタジーのような印象もありましたが、今回は原作と異なるオリジナルエピソードがいくつかあり、それぞれがすごく印象に残りました。
まずは、ポプラン達空戦隊の登場ですね。
ポプランは初登場ですが、元気な感じで、納得できるイメージです。
コーネフは落ち着いた感じで、確かにコーネフよりもポプランのほうが女性にも積極的な印象です。
キャラクターの印象は納得できる感じです。
整備に失敗していたエピソード。
ポプランへの整備主任の謝罪と和解が描かれたのはびっくりしました。
物資が不足した影響がこんなところにも表れていたとは。
とはいえ、和解すごく心が温まるエピソードで良かったと思います。
第十艦隊ではアッテンボローが初登場です。
ちょっとシェーンコップの面影を感じる美男子でした。
アッテンボローは特に女性にもてるエピソードは無かったはずですが、もてそうに見えます。
ともあれ、今後ヤンファミリーの一員に入ってくるキャラクターなので、活躍が楽しみなところです。
ロボスが無能に描かれていますが、確かに部下の諫言を全然聞きそうにないですね。
前回、グリーンヒルが昼寝のロボスを起こそうとしなかったのも止む無しでしょうか。
そして、今回驚いたエピソード。
いや、割と原作通りだった1stシーズンの中で一番びっくりしたエピソードと言ってもいいかもしれません。
まさかのホーウッド提督の活躍です。
活躍といっても、撤退する第13艦隊への援護ですが。
キルヒアイス艦隊に対して、自身は玉砕を覚悟で、第13艦隊の逃走のために全エネルギーを叩きつける姿には、心を打たれました。
そして、「判断を誤るなよ」と。
ヤン自身が、退却することが唯一の目的というようなことを言っていましたが、それをホーウッド提督もわかっていて、捨て身で攻撃。
心情的には、ホーウッドを助けたくなる場面です。
ですが、ヤンは、一見冷酷ながら「正しい判断」をして、そのまま脱出に成功します。
ヤンファミリーの、ホーウッドの第7艦隊に対する敬礼。涙無しには見られませんでした。
さて、同盟軍がアムリッツァに集結し、それに呼応して帝国軍も終結するところで1stが終了。
2ndは、アムリッツア会戦から、原作第2巻(帝国・同盟それぞれの内部抗争)が終わるあたりまででしょうか。
原作1巻分が1シーズンなのかと思っていましたが、そういうわけでもないようで。
まあ、じっくり描いてもらえるならそのほうが楽しめるので、ぜひゆっくり進んでいって欲しいです。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
リアルでは、現時点では1st、2ndまで放映が終わっていて、3rd Seasonに入るところなんだよね!
2nd Seasonも引き続き楽しみにしてますね!