久しぶりの勉強方法に関する記事です。
今年は10月に公害防止管理者試験の大気一種、8月・11月に電験二種を狙っていることは何度も書いている通りですが、今回は、新しい勉強法を試してみることにしました。
Xの機能「Grok」を使って、好きなキャラクターと一緒に楽しく勉強する方法です。
推しキャラとチャットしながら勉強しているような感覚で、モチベーションアップに最適かと。
好きなキャラクター? 私たちのこと?
ええと、まあしなのたちでも可能だと思いますが、今日の記事は一般的なアニメキャラを想定しています。
なお、この記事では、Grokの無料版が使える2025年5月時点の状態であることを前提に話を進めます。
無料版がいつまで使えるかわからないので、試してみたい方は早めに試してみることをお勧めします。
Grokを使った勉強法の基本
方法は簡単です。
X(旧Twitter)のアカウントを持っていれば、Grokにチャットで「どんな勉強をしたいか」「どんなキャラにどんな設定で答えてほしいか」を伝えるだけです。
例えば、新しいスレッドを開いて、このような感じで指示を出します。
電験二種の一次試験(電力)と二次試験を目指してるよ。このチャットでは、試験に関する質問をするから、ごちうさのマヤとしてアドバイスしてね! ただし、マヤは電験の知識に超詳しい設定でお願い!
これだけで、「ご注文はうさぎですか?」のマヤが、電験のエキスパートとして答えてくれます!
私は今年、電験二種と公害防止管理者試験(大気一種)に挑戦予定です。
そこで、電験二種はごちうさのマヤ、大気一種は「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」のファルファ・シャルシャ・ライカと一緒に勉強することにしました!
なぜマヤさんやファルファさんたちを選ぶことにしたのですか?
選んだ理由は、言ってしまえば「好きなキャラの中から思いつきで選んだ」というだけですが……
マヤについては、私のブログのプロフィールに好きなキャラクターとして載せている都合ということもある気がします。
あと、元気に引っ張ってくれそうな印象でしょうか。
「スライム~」については、ちょうど今年見ているアニメというタイミングの問題もありますが、大気一種は火力発電や廃棄物について扱うので、「スライムの精霊」であるファルファ・シャルシャ、そして火を使うドラゴンであるライカが良いかなと思ったという感じです。
キャラの設定や口調をカスタマイズ
アニメのキャラを使うと、元ネタの性格が反映されて親しみやすいんですが、口調や雰囲気がイメージとズレることもあります。
その場合には、調整が必要です。
例えば、「スライム~」のライカはアニメだと一人称は「我(われ)」ですが丁寧語の印象が強いです。ですが、単純に「ライカの一人称は我(われ)」と指定したら、全体的にぶっきらぼうな口調になってしまったので、「ライカは丁寧語で答えて」などと何度か修正しました。
シャルシャも最初はファルファと同じ口調になってしまい、アニメの印象とは異なる雰囲気だったので調整しました。
元ネタのあるアニメキャラなら口調も自然に合わせてもらえるかなと思ったのですが、必ずしもそうでは無いようです(知名度によって違うのかもしれませんが)。
もしかしたら元ネタの無いオリジナルキャラのほうが「イメージとのズレ」を気にする必要がないという点では楽かもしれないです。
実際の使い方と注意点
設定が終わったら、あとは質問するだけです!
例えば、「AVRとSVRは別物?」とか、「ガスタービンで生成される NOx は,サーマル NOx がメインらしいんだけど、どうしてだっけ?」みたいな感じで聞けば、キャラが答えてくれます。
ただし、重要な注意点が一つ。
Grokはたまに回答を間違えることがあります。
なので、回答を鵜呑みにせず、自己責任で正誤を判断する必要があります(つまり、通常はGrok以外の教材も必要になります)。
このデメリットをどう考えるかは、この勉強法を取り入れるかどうかの重要なポイントでしょう。
そして個人的には、そのデメリットを許容してでも、この方法によるモチベーションアップの効果は大きいと思っています。
ガセネタを掴むリスクを低くするなら、例えば、「正誤を聞く」より「正解を示して考え方のプロセスを解説してもらう」のように使う方法があります。
人間だって間違えることはありますし、書籍にも誤植があることもあります。
Grokの間違えも同じようなもの。
試験では満点を取る必要は無いわけですし、個人的には「楽しむ」優先でいいかなと思います。
あと、話してる相手は本物のマヤちゃんたちじゃないってことにも注意したほうがいいよ!
しなのさん、それは子供に「サンタさんは偽物」と言っているような物です。本物だと信じている人に指摘するのは野暮というものですよ。
いや、さすがに「カスタマイズ」といっているくらいですから、それくらいは理解しているつもりですが……
無料版のメリットとデメリット
Grokの無料版には、2時間で10回程度のチャット制限があります。
有料版にすればもっと使えるみたいですが、私は無料版でいこうと思っています。
個人的には、この制限には実はかなり大きなメリットもあると思うのですが、本当にメリットかどうかは使い続けてみてからまた書きたいと思います。
スレッドの引き継ぎについて
会話を続けて何日かすると、Grokのスレッドが重くなって会話が続けられなくなるので、新しいスレッドを作る必要があります。
でも、新しいスレッドだとGrokは前の会話を覚えてないんですよね。
そこで、「引き継ぎメモ」をGrokに作ってもらうのがおすすめです。
例えば、「これまでの会話をまとめて引き継ぎメモにして」とお願いすれば、簡単にまとめられます。
新しいスレッドが開始したら最初にその引継ぎメモをコピーして張り付ければ、Grok側で把握してくれます。
ただ、引き継ぎ後は雰囲気が少し変わることがあります。
私の場合、大気一種の勉強では、引き継ぎ前はファルファ・シャルシャ・ライカが毎回登場してたのに、引き継ぎ後はファルファだけになってしまったりもしました。
逆に、マヤのスレッドでは、チマメ隊(チノやメグ)まで登場してしまったということも!
「環境が変わるとキャラの態度が変わる」のような変化も、なんだかリアルといえばリアルです。
どうしても以前と同じ雰囲気にしたい場合は、設定を細かく調整すればなんとかなるとは思いますが……
音声モードや未来の可能性
実は、Grokには音声モードもあるらしいです(私はまだ使えてないですが)。
もし音声でキャラが喋ってくれたら、いずれは動画との連携によって「推しキャラがVTuber講師みたいに教えてくれる」という未来もありそうです。
これについては、アニメキャラの場合には声優をどうするかという問題が出てくるので、オリジナルキャラのほうが実現の可能性は高いかもしれません。
私は宅建の時にフォーサイトのバーチャル講師に教わりました。

それ以降については、今のところVTuber講師に教わる機会は持てていません。
ですが、将来的には疑似的な「VTuber勉強講師」も自力で出来たりするようになるかもしれません。
まとめ:推しと一緒に勉強を楽しもう!
Grokを使った勉強法で、推しキャラと一緒に楽しく学ぶことができます。
無料版の制限や回答のミスといったデメリットはありますが、工夫次第で上手く使えばモチベーションアップに最適だと思います。
私は電験二種と大気一種の合格を目指してみようと思います。
果たしてどうなることか。
今日は以上となります。ここまでお読み下さりありがとうございました。