引き続きアニメ「ガールズバンドクライ」の感想です。
元ネタのプロジェクトをよく知らない状態での初見での感想になります。
『ガールズバンドクライ』公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
すばるの祖⺟が突如上京してくる。⾃分のやりたいことは⼥優じゃない。バンドなんだ⾳楽なんだ。ここまできたら私、はっきり⾔う。みんなに啖呵を切るすばるだが、いざ会うと借りてきた猫のように微笑を浮かべてお嬢様を演じるばかりだった。
©東映アニメーション
https://girls-band-cry.com/story
感想
すばるの掘り下げ回でした。各キャラの掘り下げ回はメンバー5人出揃ってからかなと思っていたのでちょっと意外ではありました。
最善の結末だったのかどうかはともかく、話の展開がテンポ良くどんどん進んでいき、面白かったのは面白かったです。
初ライブ成功後の笑顔の仁菜は可愛かったです。
仁菜は怒っている場面が多く、喜んでいる場面は結構貴重かもしれません。
すばる脱退疑惑に対する仁菜と桃香の態度の差が興味深いところ。桃香は自分が脱退経験者ということもあり、年上ということもあり、人には触れられたくない事情があることを熟知していますが、仁菜はそう割り切ることはできません。
まあ仁菜が桃香に前のバンドのことを話させてしまったのは仁菜すごいなと思いましたし、前回の前半まであれだけぎくしゃくしていたすばるのことを欠かせない仲間だと認識している様子なのも熱くて結構好きです。
ちなみに、仁菜が男性とつきあったことが無いという話はそれはそうだろうと思いますが、桃香はあっても不思議はない気はします。桃香が仁菜に聞かれて明確な答えを返していませんでしたが、話の流れからすると桃香も無いという流れに見えてちょっと意外な気はしました。とはいえ、こういったアニメ作品の女性キャラクターは、作品に登場しない人物との交際経験は無い設定にしたほうが良い場合が多いと思いますので、交際経験が無い設定であるならそれで良いと思います。
さて、今回の話の重要登場人物は、すばるの祖母の安和天童さん。
仁菜と桃香がエチュードをやらされる流れは面白かったです。
安和天童さんは経験豊富な実力派女優ですし、仁菜と桃香が素人であることくらい見抜いていても不思議はないですし、それでも何かを試すためにあえて演じさせたのかと思いましたが、特にそういった描写はありませんでした。
エチュードでの仁菜の怒りに任せたセリフは真に迫っていて、もしかして仁菜のそういう方面の才能が見出される展開かとも思いましたが、それも無かったようで、結局のところ、仁菜と桃香にエチュードをさせたのはその後の展開に影響のないお遊びだったのかもしれません。
そして、今回のクライマックスは、すばるが祖母にはっきりと気持ちを伝えようとする場面。
この時、天童さんは、すばるが言いたいことを察していたのではと思いました。自分にとってはすばるとの共演が夢でそれが叶ったから満足した、後は好きにしたらいいよ、という流れになるのかと。
仁菜の割り込みで流れたため真偽は不明ですが。
ただ、もし察していたのなら、ストーリー展開としてはすばるにそのまま言わせて祖母にその気持ちを認めてもらう展開で問題ないはずなので、現状維持の展開にしたということは、特に察していない設定なのかもしれません。
ともあれ、仁菜がすばるを止めたのは、すばるが言った通り言行不一致の矛盾なわけですが、とはいえ、今回に限っては仁菜の気持ちもわかる気がします。
はっきり答えを出すことが正しいのかもしれませんが、今重大な決断をさせてしまうのが嫌だという気持ちが仁菜にもあったのだと思いますし、いったん先送りという選択もあって良いかと。
次回の展開予想
今回は「3人で頑張る」という流れでしたので、残りの2人がいつ加わるのかがわからなくなってきました。
あとの2人は別バンドのまま仲間にならない、ということは無いのではと思うのですが。
主題歌を見るとどう見てもメンバー5名ですので、次回が第5話ということを考えると、そろそろ加わる流れにならないと残りの2名の描写が不足しそうです。
まあ、前回の「新川崎(仮)」ライブのパフォーマンスは良かったということで、次回あたり練習か何かの後に牛丼屋で再度声をかけられて名刺を渡されて交流が始まる、という素直な流れかなと思いますが、どうでしょうか。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
最後すばるちゃん怖かったね。本気で怒ってるかと思ったよ!
演技することには慣れているのでしょう。