引き続き、「空色ユーティリティ」の感想です。
- TVアニメ「空色ユーティリティ」公式サイト

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

遥の付き添いで、初めてゴルフショップに足を踏み入れた美波。キラキラと輝くゴルフクラブや、可愛いゴルフカバー・ゴルフウェアに遥と彩花も沸き立つ。そんな中、美波の目に留まったのはゴルフクラブ「ユーティリティ」だった。試打してみて、初めての手ごたえに運命を感じるものの、ユーティリティは高校生の美波にとって、簡単には手出しできないお値段だった……。
©空色ユーティリティ
https://anime-sorairo-utility.com/story
感想
美波の、ゴルフクラブ「ユーティリティ」との運命の出会いのエピソードですが、今話後半、突如ギャグ方面に方向転換したかという印象を持ちました。面白かったです。
まず、作品タイトルでも使われている「ユーティリティ」、ゴルフクラブの種類だったんですね。
「ユーティリティ」という言葉は今回が初めてではなく前回あたりにも出てきましたが、私が第1話を見た頃にはそのような意味など全然知りませんでしたし、もっと前、作品を知らない状態で「空色ユーティリティ」というタイトルだけを見た時には、この作品をゴルフアニメだと想像することなど出来なかったと思います。
ともあれ、美波の運命の出会いということもあり、最終的に手に入れることになるんだろうなというのは想像できました。
「けいおん!」の唯のギー太や「BanG Dream!」の香澄のランダムスターとの出会いを思い出しました。
けれど、その流れが予想外の展開でした。
そもそも美波が値段を見ずに買うと宣言したのがちょっとどうだったかという感じですが、そこは勢いもありますし「買いたいけどいくらですか?」という流れも自然ではあります。
一旦引き下がった時に、買う予約をしたのかがちょっと気になりましたが、買うこと自体を迷っていたということは、特に何もしてなかったんでしょうね。再度来店するまでに売れていなかったのは運が良かったと思います。
定価がもともと37500円で、即決なら2割引という話でしたが、即決でなかった以上元の値段になるのもやむを得ないでしょう。美波たちは文句を言っていたものの、ここは店長の肩を持ちたいです。
とはいえ、ここから割引を巡ってゴルフ技能の団体戦になるとは全く予想外の展開でした。
美波の側としては、負けてもともと。もし負けても定価ですら買えなくなるわけでもないでしょうし、当然受けるしかないでしょう。
遥と彩花のお金を貸すという申し出を断った美波ですが、自力で買いたいと言いつつ団体戦で他人の力を借りるのは良いのかという話になりそうな気もします。とはいえ、相手が3人であれば話は別、というところでしょうか。
3割引ということは一人あたり1割引という計算で、結果的に遥と彩花に差額をフォローしてもらった形になる気もしますが。
結果的には美波たちの3連勝で見事ユーティリティ3割引でゲットということになったのですが、おそらく店長チーム側は美波たちに気持ち良く勝たせるために「全力で勝負する風に装いつつもわざと負けた」のでは、という気がします。
少なくとも美波はまだまだ初心者のはずですし、店長があれだけパットを外したのは、店長が下手だというよりも美波に勝たせるためだという理由のほうが自然です。
最初の店員さんはもしかしたら本気だったかもしれませんが、遥の実力を知った上で、全力を装って自然に負けられるように2回OBを出したのかもしれませんし、2人目の店員さんは後攻めでしたのでわざと負けるのも容易でしょう。
そういえば、1人目の店員の筋肉も2人目の店員さんのオネエ言葉も妙に個性的でしたが、後でまたレギュラー的に登場する伏線でしょうか。ゴルフショップなら何度か通うこともあるでしょうし、再登場の可能性はありそうです。
次回の展開予想
次回のタイトルは「スペシャルな特訓」ということでしたので、美波が(もしかしたら彩花も)上達するための練習が描かれると思います。
第1話~第3話を見ただけの状態なら、正統派な、様々なノウハウも交えた特訓描写を予想するところですが、今回後半に思いがけずギャグ路線の勝負が入ってきました。それを踏まえると、単なる練習ではなく賭けのような遊び心を交えた特訓になる可能性がありそうです。
例えば、3人の中で目標達成が一番遅かった人が次の彩花の仕事を手伝わさるとか(彩花自身が負けたなら手伝い無し)。
どうでしょうか。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
もし店長さんたちが勝負に勝っても結局は売ってあげた気がするけどな。
どうでしょうか。勝負は勝負だったと思いますよ。お客様ですから何らかのチャンスをあげていた可能性はありそうですが。