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ゆいの解読力――「ざつ旅 -That’s Journey-」第8旅「女子三人寄って睦まじい」【アニメ感想】

アニメ感想

引き続き「ざつ旅 -That’s Journey-」の感想です。
なお私は「ざつ旅 -That’s Journey-」の原作を知らない状態での初視聴となります。

  • TVアニメ「ざつ旅 -That’s Journey-」公式サイト
TVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト
原作:石坂ケンタ(株式会社KADOKAWA/電撃マオウ連載)のTVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト。AT-X、BS11、TOKYO MX、読売テレビほかにて、2025年4月7日(月)より放送開始!

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます

未視聴のかたはご注意下さい。

ストーリー

アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

TVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト
原作:石坂ケンタ(株式会社KADOKAWA/電撃マオウ連載)のTVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト。AT-X、BS11、TOKYO MX、読売テレビほかにて、2025年4月7日(月)より放送開始!

深夜バス、新幹線、フェリーを乗り継ぎ、広島県の宮島を目指すちかたち。
その道中、ちかは冬音に“漫画を描くときに大事にしているもの”を尋ねる。
日本三景最後の場所を前に、ちかは何かを得ることはできるのだろうか?

©石坂ケンタ/KADOKAWA/「ざつ旅」製作委員会
https://zatsutabi.com/#Story

感想

ちかゆい冬音の3人による宮島への旅でした。
ちかの目的は、マンガ創作のために新たなアイディアを得ること。
旅を通じて苦労しながらも最終的にそれを掴み、吉本さんに褒められる場面は良かったです。
ちかの情熱と努力が報われた感があります。

さて、前回懸念されていた、バスへの苦手意識のあるちかにとっての深夜バスの旅は、予想以上に快適だったようで安心しました。
ちかとしてもバスにお礼を言うほどでしたが、吉本さんの選択もさすがだったと思います。
旅は元気な状態で楽しみたいですし、この快適な移動がちかの旅の良いスタートになったことは良かったです。

宮島の旅は、大きな鳥居をはじめとする世界遺産の魅力が存分に描かれました。
私は世界遺産検定を受けていますのでこの宮島についても本の上では知っていましたが、ちかたちの旅を通じて追体験できたのは良かったです。
水面の上下による景色の変化は知らなかったですし、海や自然の美しさなど景色の描写がその魅力を一層引き立てていました。

夜、電車トラブルで温泉に入れないことが確定した時、ちかが絶望的に笑う様子は気の毒でしたが、怒らずに笑顔で受け入れるのがちからしいと思いました。
この場面で、冬音が「漫画に『入れる』」と表現したのは、ちか同様私もすぐには理解できませんでしたが、ゆいがその意図を見事に解読したのはすごかったです。
このゆいの解読力は、もしかしたら冬音の漫画のファンであることが影響しているのかもしれませんが、ゆい自身の感性が鋭いのかもしれません。

ちかが一人で温泉に入る場面がありましたが、朝早いですし、ゆい冬音は別の部屋で寝ている可能性も高いです。
ゆいと冬音が羨ましがる気持ちもわかりますが、ちかとしては一人で入るのも仕方ないところでしょう。

ゆいにとって、憧れの先輩であるちかと、好きな漫画家である冬音との旅はとても楽しかったと思います。
そのゆいの存在が、ちかの前進を後押しした一因となり、結果的にハッピーエンドに繋がった展開も良かったです。
今回が最終回であっても良いくらい上手くまとまった感もありました。次回以降もまだ続くわけですが。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

ゆいちゃん本当に正しく解読できてたのかな?

当の冬音さんが肯定していたのですから、正解だったのでしょうね。

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