引き続き「聖女の魔力は万能です」のアニメを見た感想です。
原作も読んだことのない初見での感想です。
- 「聖女の魔力は万能です」第1期サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
討伐のため、地方のクラウスナー領へ遠征する第三騎士団。危険を伴う任務だったが、同行するセイは薬草の一大産地であるクラウスナー領で、新たな薬草を学べることに期待していた。領主のダニエルはセイに薬師のコリンナを紹介。コリンナは、この地で「製薬の祖」と呼ばれた薬師が残した日記をセイに読ませてくれる。この薬師も聖女だったのかもしれない。そう考えていた時、地元の傭兵団から森に魔物が現れたと知らされる。第三騎士団でも怪我人が出たと聞き、アルベルトが心配なセイは思わず駆け出す――!
©2021 橘由華・珠梨やすゆき/KADOKAWA/「聖女の魔力は万能です」製作委員会
https://seijyonomaryoku.jp/1st/story10.php
感想
前回までのストーリーを王都編とするなら、今回からはさしずめクラウスナー領放浪編といったところでしょうか。
主要登場人物のうちクラウスナー領に向かったのはアルベルトとセイだけかと思っていましたが、メイド長のマリーさんも同行してくれていたようです。まあセイは重要人物ですし、セイのお世話役としてよく知っている人を同行させるのも考えてみれば自然なことかもしれません。
領主のダニエルさんと薬師のコリンナさんが登場しました。
この二人が時折意味あり気な視線をセイに送っていたので、もしかしたらセイの敵になるのかと一瞬思いましたが、単にセイの才能を観察していただけだったようです。
デリカシーのない兵士レオンハルトを叱るコリンナさんは結構頼もしかったです。
さて、昔の聖女と思われる薬師の日記をセイが読みました。
おそらくセイと同様の魔力を持っている人だと思いますが、「聖女」だと伝わっていないところをみると、聖女では無いのかもしれません。これはセイ自身が聖女だと確定していないことと同じことだと思います。
もしセイが本当に聖女だったらこの伝説の薬師も聖女の可能性が高いでしょうし、セイが聖女でない何者かであればこの薬師も同様の可能性が高い気がします。
とはいえ、伝説の薬師が聖女でセイが聖女でない、というような「他人の空似」パターンもあるかもしれません。確定していない以上はどんな可能性もゼロではないでしょう。
ところで、セイの「聖女の術」らしき能力は、アルベルトを強く思うことが発動のキーになっている流れになってきました。
まあ「強い気持ちがある時」という状況は確かに存在しそうですが、仮にアルベルトという個人に依存するとなれば、ちょっと使いづらいことになりそうです。アルベルトがそうそう都合よくピンチになることもないでしょうし、わざとピンチにさせるというのも無理があります。
まあ現実的な対策としては、状況をユーリに洗いざらい話して具体的な発動条件を明確にして今後使いやすい形に落としこむ、という感じでしょうけど、セイにそんな話が出来るかどうか。それに、発動条件が確定していない以上、アルベルトが鍵というのは実は勘違いでしたという可能性もまだゼロではないわけですし。
次回の展開予想
今シーズンが残り2回ということを踏まえると、セイたちが現在滞在しているクラウスナー領の問題が最終回で解決するという形で区切りになりそうです。
ということは、次回はセイにその問題が提示されるか、強敵が現れて一見セイの回復では解決しないくらいのピンチになるかといったところでしょうけど、おそらく「何らかの理由で作物が育たなくて飢餓になりそう」といった問題点がキーになりそうです。
とりあえず聖女の術についてはいったんセイの胸の中にしまっておき、この国に迫っている危機などの問題点がセイやアルベルトに示されて、この問題はさすがのセイでも対処できないのでは、という感じの流れが考えられますが、果たしてどうか。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
セイちゃんはどうして聖女と名乗らずに薬師って言ったのかな?
特別扱いはされたくないでしょうし、自分で聖女と名乗るのは恥ずかしいと思いますよ。