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コミケはコスプレイベントか?【同人誌即売会あれこれ】

同人あれこれ

引き続き【同人誌即売会あれこれ】シリーズです。

ここでは、コミケコミティアを始めとする同人誌即売会について、一般参加経験者として思うことを少しずつ記事にしていきたいと思います。

以前、同人誌をよく知らないであろう人(いわゆる一般人)に私がコミケに行ったことを話した時に、こういう反応をされたことがありました。

「あのコスプレのイベント?」

確かに間違いではありません。コミケには確かにコスプレ参加の人もいます。とはいえ、真っ先にコスプレの話が出てきたことに軽く違和感を覚えました。

まだ「R18の本が売られている場所」と言われるほうが納得感があったと思います(実際にはR18の本は少数派ですが)。

コミケは基本的には同人誌即売会です。コスプレは「表現の一種」という扱いで、コミケの主役ではないはずです。

とはいえ、コミケの中身を知らない人がコミケを「コスプレイベント」だと思ってしまうことも仕方ない事情もあります。

コミケとはコスプレイベントか?

コミケは世界最大級の同人誌即売会で、コミケ開催日はテレビのニュースに取り上げられることもあるでしょう。
その時のニュースの画面には、人混みも映されるでしょうけど、色とりどりの華やかなコスプレイヤーが映されることが多く、それは必然的な流れだと思います。
同人誌即売会とはいえ同人誌は本ですから、テレビの画面に本の表紙を映してもそれほど面白いわけでもなく、それよりも綺麗で華やかなコスプレイヤーを映したほうが視聴者の目を惹きます。肖像権の問題についても、同人誌の作者より、もともと写真を撮られる準備をしていたコスプレイヤーのほうが撮影許可を得ることも容易でしょう。

一般の人は、「コミックマーケット」という言葉からは漫画に関係ありそうなイメージを持つでしょうけど、そういったテレビのニュース等でコスプレイヤーの映像を見ていたら、第一印象が「コスプレ」になるのも不思議ではありません。

とはいえ、コミケはコスプレ中心のイベントではありません。
表現の自由の問題はありますが、仮にコスプレが禁止になったとしてもコミケは成立すると思われます。

参加する立場としても、仮にコスプレを見る・コスプレをするのが目的の場合、その目的でコミケに参加するのは、目的に対する難易度が高いように思います。
参加が大変なコミケに参加するよりも、コミケ以外の小規模のイベントで経験を積むほうが良いと思われます。
私はコスプレイベントには詳しくはないので詳細はわかりませんが、傍から見ても「夏の日差し」「冬の寒さ」の中で屋外で撮影されるコミケよりも、空調の効いた室内で行われる他イベントのほうが難易度が低そうなことは容易に想像できます。

コミケ同日にはビッグサイトの近くで「となコス」(となりでコスプレ博)と呼ばれるコスプレイベントが開催されることもあるようですし、それ以外にも検索すればコスプレイベントは色々と出てくるでしょう。コスプレが目当ての場合はコミケよりも他のコスプレ中心のイベントを見るほうが良いと思います。

もっとも、二次創作系の同人誌即売会のイベントで、その作品のキャラクターに扮した人が歩いていたりサークルで販売していたりするのを見るのは楽しいものです。私個人がコスプレ目当てでイベントに行くことはないでしょうけど、コスプレ自体には割と好意的ですので誤解なきよう。

今日は以上となります。ここまでお読み下さりありがとうございました。

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