PR

今後のヒロイン・マリア――トモダチゲーム[第7話]「2000万円分の君の人生をもらうからね」【アニメ感想】

アニメ感想

引き続き、アニメ「トモダチゲーム」の感想です。

TVアニメ「トモダチゲーム」公式サイト
TVアニメ「トモダチゲーム」日本テレビ他にて2022年4月5日(火)深夜放送開始

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます

未視聴のかたはご注意下さい。

ストーリー

アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

オハナシ|TVアニメ「トモダチゲーム」公式サイト
TVアニメ「トモダチゲーム」公式サイト

「陰口スゴロク」を2人でクリアした友一と天智は、第3ゲームが始まるまでの3日間洞窟に監禁されてしまう。

そんな中、天智は友一に、自分は過去にトモダチゲームに参加したことがある経験者だと明かす。

そして次なる第3ゲームでは、対戦相手として別の参加者たちが待ち受けており……

© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
https://tomodachi-anime.com/story/index.html

感想

今回は第2ゲーム終了直後から第3ゲーム開始までの話となりました。
天智からの過去の経緯の説明と二人の決意表明、そして第3ゲームの対戦相手Kチームのメンバー登場です。

さて、原作で描かれていた、友一が洞窟で気付いた時に天智を避けるというシーンが無くなっていました。
友一が慌てるという比較的コミカルな場面だったのですが、まあこれもご時世ということですかね。

天智の過去の回想でやや幼い志法が登場しましたが、率直に言って可愛かったです。
天智の友人たちは頭脳明晰ではあっても女性慣れはしてなさそうですし、一目惚れするのも無理はない……ですかね?

天智は過去にもトモダチゲーム参加経験があったということですが、前回参加した時とゲームの内容が同じというわけではなさそうです。
第二ゲームの時に志法がスペシャルチャンスに止まった時には本気で焦ってましたし。
まあ、これは前回たまたまそのマスに止まった人がいなかったのかもしれませんが……
ただ、今回「対戦形式」に驚いていたところをみると、前回の第3ゲームは完全に違う形式だったようです。
とはいえ、第2ゲームの後にチームの借金総額を伝えられるという点は、前回と同じ様子。

まあ、繰り返しの参加が認められる以上、再挑戦者にゲームの内容への対策を練られてしまうのを避けるため、ゲーム内容を変えているのかもしれません。

友一と天智の話で金額計算が出てきましたが、ここは「志法が嘘つきかもしれない」ということさえ理解できれば問題ないでしょう。
自分の頭で金額を計算しつつ推理するのは。原作本を読みつつゆっくり考えながらするべきことで、アニメでは計算式から矛盾点を一瞬で理解するなど想定されていないと思います。


まあ、400万円の誤差であれば、素直に考えると、志法がペナルティで2倍になったというのが嘘か、またはペナルティで一度は2倍になったけど、友一や天智たちと同様に半額になった、のどちらかが有力そうに見えます。
友一・天智・四部に「いいえで半額」の特典があって、志法にその特典がないというのも変ではありますが……
いずれにせよ、そのどちらかの説が正しいとすれば、少なくとも「志法が嘘をついている」ことだけは確定しそうです。

天智が借金2倍のペナルティを覚悟して友一に金額を見せたのは男気ですね。
前ゲームの経緯から、確かにそれくらいしないと信用してもらえないでしょうけど、たとえ借金が増えようと友一に自分を信じて欲しいという覚悟が伝わります。

さて、いよいよ第3ゲーム。
Kチームが登場しました。

それにしても、対戦ゲームとは言いつつも、このゲームは実に不公平というか、運営側の意図に不可解な点があります。

第2ゲームの「陰口すごろく」は、投票が一切なければ確かに5人同時にゴールできるのですが……
第2ゲームには「視聴者を楽しませる」という目的もあったように思います。
陰口が一切なく5人が一歩ずつ進んでいく様子を見て、視聴者が楽しめるのか、と。
しかし、第3ゲームを有利にするためには、視聴者が楽しいとも思えない、この「全員で一歩ずつ」が最適になります。

逆に、陰口が1個でも出たら、5人同時クリアは非常に困難になります。
Cチームのように意図的なことをしない限り、2人以上で同時にゴールすることすら難しい気がします。
まあ、ゴール近くにほとんどの人が集まる状態になって、最後は相談してゴールから遠い人によりインパクトある陰口を書くようにすれば、ゴール人数のコントロールも可能かもしれませんが……

ともあれ、この第2ゲームでは、「1人だけゴール」という結果も、かなりの高確率で発生している気がします。

そして、次の第3ゲームは「隠れる役」と「探す役」が必要。
1人だとゲームが成立しません。
今回マリアが「1人になった」とCチームに加わったのは運営側の「方便」ですから、実際に1人で進出したチームにはそういった救済が無い可能性もあります。
それで「1人で進出したら次ゲーム参加不能で自動的に負け」というのは、いくらなんでもシステム的にどうかと。

また、人数が2人いればゲームは成立するかもしれませんが、2人だけのチームは、友一の言葉を借りるなら「勝つのはほぼ不可能」。
仮にこのゲームに視聴者がいても、5人チーム対2人チームでは、有利・不利が圧倒的すぎて楽しめるとは思えませんし、前ゲームで友一の言っていた「ゲームの公平さ」に欠けます。

とはいえ、このゲームからは「視聴者」という概念はなくなるため、対戦ゲームであろうと公平にする必要も無いということかもしれません。

もちろん、ストーリー的には「この圧倒的不利な状況で、どうやって勝つのだろう」という楽しみ方をして欲しいのしょうが。

さて、Kチームメンバーの5名、そして運営に玉井レイコさんが登場しました。
今回は顔見せ程度なのでこれといって感想も無いですが……

まあ、ただ、男だけの対決かと思わせたところでのマリア登場はなかなか良かったと思います。
視聴者に対しては「運営だったマリアが身分を隠して参加」ということが明らかにされていますが、Kチームメンバーの盛り上がりはなかなか微笑ましいです。
確かにこのマリアの姿、おしとやかそうで可愛らしいですからね。

しばらく志法やゆとりがお休みになる中でのヒロイン役。頑張って欲しいです。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

友一君は新メンバーの性別を聞いてたけど、男だったら断ってたのかな?

「二人では勝てない」と話していた以上、仲間に加えない手は無いように思えますが……

タイトルとURLをコピーしました