さて、満を持して開始する本・雑誌の感想コーナー。
まずは、シリーズを始めることを確定させた統計検定に関わる本からということで、「マンガでわかる統計学」シリーズの漫画の部分の感想から始めてみたいと思います。
数式などの内容には触れずに漫画の部分の感想のみということで、今回は読んだシリーズ全部の感想ということにします。
なお、本・雑誌の感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未読のかたはご注意下さい。
対象の本
- マンガでわかる統計学
- マンガでわかる統計学 回帰分析編
- マンガでわかる統計学 因子分析編
- マンガでわかるベイズ統計学
なお、オーム社のページはこちらのようです。

感想
いずれも主人公は女の子で、異性への恋愛感情が中心に描かれていました。
統計学の高津ルイは五十嵐さん、回帰分析の五十嵐みうはバイト先でよく見かける男性(深沢ひろとさん)、因子分析のルイは山本さんといった感じで、それぞれ恋愛感情をエネルギー源として統計学の勉強をしました。
ベイズ統計学の今野ななみさんの山吹さんへの気持ちは恋愛感情というほどではないですが、恋人らしき女性の姿を見て落ち込んでいたところからしても、恋愛に近い気持ちはあったでしょう。
恋愛感情をやる気に変えて勉強をする、というパターンが多かったですが、恋愛感情は上手く使えばかなりのエネルギーになりますし、良いことだと思います。
一番印象的だったのはやはり、無印の統計学と因子分析とに登場したルイ。
最初は五十嵐さんに一目惚れして、無印のラストでは恋に破れたと思いきやいきなり山本さんに惚れてしまうという、惚れっぽさが可愛らしいです。
見かけでいきなり惚れてしまうというのは危なっかしいですが、とはいえ無印の後では山本さんに家庭教師をしてもらっで大学生になったとうドラマもあったようですし、無印の頃よりもずっと深い信頼関係で結ばれたようで、喜ばしい限り。
みうの苗字が五十嵐だということは回帰分析でもちらっと出てきてはいたのですが、みうの兄がルイが以前惚れていた五十嵐さんだということには全く気付いていなかったので、五十嵐さん再登場にはルイだけでなく私もびっくりしました。
その時の会話でルイが山本さんを想っていることを五十嵐さんが知り、山本さんが戻ってきたことを妹に連絡してくれたエピソードが気に入ってます。
その後のみうの「あれが山本さん!?」にはちょっと笑いましたが、兄妹で恋愛を応援する様子がすごく良かったです。
みうが惚れたひろとさんはかなりのイケメンで好青年ですが、山本さんや山吹さんは比較的地味目なオタク寄りな印象でした。実際はどうかわかりませんが、外見よりも内面を見て好きになっているように見えるのは好印象ではあります。
ところで、ルイの苗字が「高津」で、高津といえばヤクルトスワローズの高津監督が思い浮かび、他の登場人物が五十嵐・山本という、2000年前後のヤクルト投手陣にいた名前なので、登場人物はヤクルト投手の名前から取ったのかも、とちょっと思ったこともありますが、もう一人の登場人物である宮野さんの名前は思い当たる人がいないので、ただの偶然だったようです。高津はともかく五十嵐、山本という苗字の人は普通に多いですし。
ということで、今日はこのあたりにしておきます。
今日は以上となります。ここまでお読み下さりありがとうございました。
山本さんのほうはなんでルイちゃんのことを好きになったのかな?
見た目も可愛いですし、家庭教師をする中でルイさんの色々な面を知ったという事もあるのでしょうね。