今日から【同人誌即売会あれこれ】と称したシリーズを始めようと思います。
ここでは、コミケやコミティアを始めとする同人誌即売会について、一般参加経験者として思うことを少しずつ記事にしていきたいと思います。
今日は8月の二週目の土曜日ということで、東京ビッグサイトではコミックマーケット(コミケ・夏コミ)が開催されていますが、私は参加回避して様子見としています。
ここ数年コミケの参加方法が目まぐるしく変わり、参加者層の動向や混雑状況の予測もつかないため、落ち着くまでは参加しない方向ですが、今後参加しやすくなるようなら再参戦の可能性も十分あります。
さて、私もコミティアやコミケを始めとする同人誌即売会に10年以上参加してきていますので、このあたりで思うことを書き記していこうかなと思い始めました。
私が書けそうなことを思い浮かべると、
- 中小サークルを巡るポジションで参加する際に気を付けたいこと
- 本の感想を書くことについて
- その他初心者が気を付けたほうが良さそうなこと
といったあたりがすぐ思いつきますが、書いていくうちにネタが思い浮かぶかもしれません。
一気に色々書くのも大変ですので、1回1テーマずつにして、少しずつ更新していこうと思います。
初回の今回は、ちょうど今行われているコミケについて書いてみます。
コミケとは固有名詞です
初心者にとって非常に間違いやすいのが「コミケ」という用語です。
同人誌の世界をよく知らない人が、「コミケ」という言葉を聞いて思い浮かべるのは、「多くの参加者が集まってコミックを売り買いする場所」というような、フリーマーケットやバザーみたいなイメージではないでしょうか。多少詳しい人なら、その売り買いする物が「同人誌」と呼ばれる自主製作の本だということを知っているかもしれません。
とはいえ、そのイメージ自体は間違ってはいないのですが、正確でもありません。
例えば、同人誌について詳しくない人が、春休みや秋の連休中あたりに開催されている同人誌即売会に参加したとして、そこで売られている本を買ったとします。即売会ですから、初心者でも欲しい本が見つかったら、お金さえ払えばもちろん買うことはできます。
ですが、その後で「コミケで本を買ったよ」などと発言したら、おそらく同人誌即売会に詳しい人には「コミケじゃないでしょ」と突っ込まれます(いかにも突っ込みたくなりそうな部分だと思います)。
突っ込まれなかったとしても、「初心者なんだな」と思われるでしょう。
コミケとは、コミックマーケット準備会が主催する同人誌即売会を指します。
臨時開催など例外的な特別なイベントを除けば、「年2回、8月のお盆あたりと12月の年末の2~3日間で、東京ビッグサイトで開催される同人誌即売会」をコミケと呼びます。
それ以外の同人誌を売るイベントは、「コミケ」とは呼びません(「広島コミケ」「仙台コミケ」など、コミケの前に地域名がついた、スタジオYOUという会社による主催のイベントは存在しますが、単に「コミケ」と呼ぶコミックマーケットとは別物です)。
「コミケ」は3文字で呼びやすいので、ついコミケと呼びたくなる気持ちはわかるのですが、コミケと呼んでいいのは夏と冬にビッグサイトで開催される物だけです。それ以外の同人誌即売会は、それぞれのイベントの名称を呼ぶか、または単に「イベント」と呼ぶようにしましょう。
なお、「同人誌即売会」とは、その名の通り「同人誌」が売られるイベントを指します。同人誌を売りたい人たちがサークル参加として申し込んで販売側として準備をします。同人誌を買いたい人たちは一般参加者としてそのイベントに参加して、欲しい同人誌を見つけたら現金を払えばそれを買うことができます。
ちなみに、同人誌とは自主製作の本のことです。
この同人誌についても書きたいことは色々あるので、別の機会に少しずつ記事にしようと思います。
また、8月のコミケは「夏コミ」、年末のコミケは「冬コミ」と呼ばれることもあります。
本日ビッグサイトで開かれているイベントは「夏コミ」です。
コミケは、世界最大の同人誌即売会だと言われています。
コロナ前はよく1日の入場者数が20万人前後になってニュースになったりしていました。
とはいえ、コロナが始まって以降は参加するのにもチケットが必要になったり、人数制限が出来たりしもしました。そのため、参加人数は減っていますが、世界最大の即売会の状況という話題性はあるので、開催されるたびにニュースになっているようです。
多少人数が減ったとしても、世界最大の地位は揺るぎないと思いますがどうでしょうか。
今日は以上となります。ここまでお読み下さりありがとうございました。