銀河英雄伝説Die Neue These第15話「嵐の前」の感想です。
なお、私は原作と旧作のアニメは視聴済みで、その上での感想になります。
- 銀河英雄伝説Die Neue These公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
自由惑星同盟軍がイゼルローン要塞を攻略した際、捕虜にした銀河帝国軍兵。銀河帝国軍がアムリッツァ星域会戦で捕虜にした自由惑星同盟軍兵。双方200万人ずつの捕虜がイゼルローン要塞で交換されることとなった。同盟側の代表は、イゼルローン要塞司令官のヤン。帝国側の代表は、捕虜交換の提案者ラインハルトの名代であるキルヒアイス。戦場で知略を競ったこともある二人の用兵家は、捕虜交換の式典で初めて相見みえることとなった。
© 田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会
https://gineiden-anime.com/story15.html
感想
なんというか、暗い回でした。
いや、ストーリーが暗いというわけではなく、いやまあ暗いかもしれませんが、宇宙空間や夜など光が少ない場面のシーンが多かったため、帝国・同盟を問わず、登場人物の顔が薄暗い部分が多かったです。
そこはリアルにしなくても、暗い部屋でもなぜか顔はよく見える状態でも良いのにと思います。不自然になるんですかね。
ただ、今回の話の中でも、クーデター派の会談は暗くて正解だとは思います。
今回の時点ではクーデター派の正体は判明してないのですから。
(もっとも、上記の「ストーリー」のリンク先のページに書かれてしまっていますが)
今回唯一明るかったという印象があるのが、ヤンとキルヒアイスの捕虜交換式典。
これは銀英伝の中でも私はかなり好きな場面です。
旧アニメとほとんど同じように進行しました。
キルヒアイスがユリアンに語りかけた部分までほぼ同じです。
まあ、微妙にセリフが違っている部分もありましたが。
原作にはそこまで詳しく書かれていないので、おそらく外伝のユリアン日記がもとになっているのだと思いますが、良いシーンは特に改変する必要もないので良いかと思います。
もっとも、式典の後のキルヒアイスとラインハルトの会話も前アニメと同様。
この場面はさすがにユリアン日記には無いと思いますので、前アニメと似たのは偶然か、それとも前アニメのシチュエーションを採用したのでしょうか。
ハイネセンの式典の時に、所用で抜け出すヤンに、グリーンヒルが意味ありげな視線を向けていました。
これも伏線ということでしょうけど、この時点でヤンを敵か味方か、どちらの方向で考えていたのかが気になるところです。
この時点では味方にしたいと考えていたというほうが後の言動と整合性はありますが、要注意人物を見るような視線だった気がするんですよね。
いずれにせよ、この時のヤンの行動の真意までは見抜けていなかったとは思いますが。
ヤンとビュコックの会話に、ヤンが帝国を分裂させる誘惑を感じた部分への言及が追加されていました。
誘惑の中身は原作や道原版の漫画では詳しく書かれていましたが、アニメでは特に描かれていませんでしたので、ここでフォローということでしょう。
色々な部分でストーリーがフォローされるのも、見ていて楽しいです。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
まあ、宇宙空間って本当は暗いんだよね! 顔がよく見えなくても仕方ないよ!
未来の世界の話ですから、よく見える明かりの技術が開発された設定でも良いのでは?