引き続き【同人誌即売会あれこれ】シリーズです。
ここでは、コミケやコミティアを始めとする同人誌即売会について、一般参加経験者として思うことを少しずつ記事にしていきたいと思います。
一般参加者としてコミケなどの大型イベントに参加したいと思う場合、参加する目的(現地で達成したい事項)を明確にしておくことが望ましいです。
例えば、「大好きなサークルが出るから新刊を購入したい」というような。
とはいえ、その目的があったとしても、必ずしもイベントに行くのが適切とは限らない可能性もあります。
例えば、コミケで販売される本が1冊あり、その1冊を手に入れることだけが目的でコミケに行くような場合、本当にコミケに行かなくてはいけないのかをよく考えなおしたほうが良いと思います。
もしそのサークルさんが他に小規模イベントにも参加する予定があったり、後日その本の通販があったりするような場合なら、そちらを利用するべきでしょう。
コミケ時のビッグサイトは非常に混雑しますし、行き返りの電車内も混みます。夏の場合、待機列に並ぶことによる熱中症の危険もあります。コミケに行かなくて済むのなら無理に行く必要はありません。
もちろん、「その本の作者の姿を見たい」「欲しい本が他にもある」など、他にも目的があればコミケに行くことも選択肢になると思います。
(人気作家の場合、その場で話をするかどうかは状況をよく判断する必要がありますが)
有名人の本の購入は難易度が高い
先週の夏コミで、スレイヤーズのイラストを描かれているあらいずみるい先生がサークル参加され、新刊を出されたそうです。
私はもともと今年の夏コミには不参加の予定だったので、誰が参加されるかも全然調べていなかったので、あらいずみるい先生が参加されていたことを知ったのは夏コミ後でした。
ただ、仮に事前に知っていたら夏コミに参加していたかというと、その可能性は低かったと思います。
私はスレイヤーズは好きで、あらいずみ先生によるリナさんの絵は欲しいと思ったでしょう。とはいえ、あらいずみ先生ほどの人気イラストレーターさんのサークルの本は、私が現地で手に入れるのは非常に難易度が高い話です。
現に、あらいずみ先生の新刊は午前11時に完売したそうです。
ということは、おそらくコミケ開始直後に長い行列に並んだ人くらいしか手に入らなかったと思われ、サークル参加でない場合、一般参加の中でも早く入場できるアーリー入場チケットを使って入場してもかなり難しかったと思います(現場を実際に見たわけではないので推測です)。
私にとっての現実的な作戦としては、他のジャンルをメインに見て、午後あたりにそこの様子を見に行って、もし運良く完売してなさそうなら手に取らせてもらう、というあたりでしょうか。「サークル側が大量に搬入して余る可能性にかける」という「ダメ元」作戦です。
まあ基本的には、そのくらいの知名度のサークルの本は度外視しています。
一方、目的が有名では無いサークルの本の購入なら、そこまで早い時間から入場しなくても新刊が手に入る可能性はあります。
どのくらいの時刻に完売するかは、サークル側で本をどれくらい用意するか、そのサークル目当ての参加者がどれくらいいるかのバランス次第です。ですので、運不運もありますが、ある程度経験を積めばそれなりに予測することもできるでしょう。
もちろん、少しでも買える可能性を高くしたいという考えがあるなら、なるべく早い時間にそのサークルの場所に向かったほうが買える可能性は高まります。
とはいえ、実際のところ、午後になっても新刊を買うことが出来るサークルさんも多いですし、そういったサークルさんから自分の好みの本を見つけるのも楽しいものです。
手に入らないリスクを抱えつつ早い時刻から参加して行列に並ぶより、ゆっくり遅い時間から色々なサークルの本を見て回りつつ好みの作品を見つけるほうをおススメしたいですし、そういった参加方法のほうが私は好きです。
今日は以上となります。ここまでお読み下さりありがとうございました。