PR

電験三種・CBT方式と筆記方式それぞれのメリット【めざせ電気資格!】

無線・電気

本日は電験三種筆記方式の試験当日です。
受験されたお疲れ様でした。

私は一足先にCBT方式で受けていたので、今日はツイートのリアルタイム検索などで様子を見ていました。

今回の試験の難易度はどのような感じだと思われますか?

まあ、ツイートなどの雰囲気からだけでは難易度の断言はできないですね。色々な勉強状況の人が受けるわけですから「簡単」「難しい」どちらのコメントがあっても、それだけで客観な難易度はわからないです。
また、ツイッターなどのコメントでは、合格見込みのコメントの割合が実際の合格率よりも高くなりがちです。
難易度についてはTACなどの予備校のコメントのほうが信頼できそうです。

電験三種試験速報!リアルタイム解答分析|資格の学校TAC[タック]
令和5年8月20日実施 電験三種(第三種電気主任技術者)試験[筆記方式]のリアルタイム解答分析と試験講評。解答分析は試験当日9:00より受付開始!翌日10:30に分析結果と試験講評を公開!

筆記方式のほうが良かったと思ったりはしましたか?

いえ、それは無いです。そもそもCBTを選んだのは、CBTのほうが自分にとって圧倒的にメリットがあると思ったからです。

CBTと筆記方式のどちらが良いかという比較は電験三種の関連サイトでもよく話題になるので重複する点もあるでしょうけど、私の目から見た双方のメリットを書いてみようと思います。

CBT方式のメリット

電験三種試験について、私の目から見たCBT方式の最大のメリットは、4科目を分散して受けられるという点です。
今回はCBT方式の期間が1ヶ月くらいありましたので、4科目を週末ごとに4回に分けて受けることも可能でした。
つまり、科目と科目の間が1週間空くわけです。
1週間というのは結構長いです。

今まで全く勉強していなかった人が最後の1週間で電験三種の内容を詰め込むというのはさすがに厳しいでしょうけど、それなりに勉強していた人であれば、1週間ごとに1科目に集中すれば、ある程度点数が上がる可能性もあると思います。

筆記方式の場合、4科目を1日で受けるわけですから、直前に全科目の内容を詰め込むのは厳しいものがあります。
ですがCBT方式の場合、直前の詰め込みを各科目ごとにできるわけです。
一夜漬けが得意な人には特に有効でしょう。

また、分散して受けられるということは、リスクの分散にも繋がります。

筆記方式の場合、決められた試験日に病気や急用などの理由で試験を受けられないことが確定すれば、その時点で不合格が確定してしまいます。

CBT方式の場合、試験日に他の予定が入ることが事前に分かれば、それが判明した時期によっては試験日程の変更が可能な場合もあります。
仮に日程変更が不可となってしまった場合、その科目自体は受けられなくなりますが、他の試験科目で合格できれば全滅は避けることができれます。

次回以降の負担を考えると、全滅よりは1科目でも合格しておいたほうが良いでしょう。

もちろん、4日に分けるということは、その4日のどこかで予定が重なる可能性が増えるという見方もできます。ですが、事前に自分で日程を決められるのですから、予定が重なる可能性が低い日を選ぶこともできるわけで、試験日程のリスク管理という面では基本的にはCBTのほうが有利でしょう。

もう一点、「マークシートを塗る必要がない」という点も地味ながら小さくないメリットだと思います。
マークシートを塗るという行動はそれなりに時間がかかります。
マークミスがあると大変ですから、薄くならないように、はみ出さないように、と、慎重に気を使う必要があるので、試験時間の時間配分の計算にも影響があるでしょう。

ですが、CBT方式の場合、クリックすれば選択肢を選択できるので、1秒もかかりません。
問題文と回答が同じ画面にありますので、マークのずれなどの心配もありません

マークを塗るのがあまり得意でない人にとっても、CBTのほうが安心できると思います。

筆記用具時計の準備が不要、電卓を忘れても画面に付属の電卓を利用できる、などといった点も、CBTのメリットに入るでしょう。

筆記方式のメリット

電験三種での筆記方式のメリットは、なんといっても「問題用紙が配布される」という点だと思います。
電気の試験ですから、問題文に回路図やグラフが記載されている場合もあり、そこに色々と書き込みをしながら問題を解きたくなる場合は多いと思います。

CBTの場合、マウスを使って画面内のペンで書きこみは出来ますが、マウスを使っての記入ですから、複雑な文字や式を書くのはほぼ無理だと思って良いでしょう。

また、1年に2回のお祭り感というのも地味にメリットのような気がします。自分の回答をメモした問題用紙を持ち帰ってWEBの速報で自己採点し、同じ受験生や予備校の先生のコメントを見て一喜一憂する、という、人気資格ならではの盛り上がりに参加できるのは、当日の試験に挑戦してきた人の特権だと思います。

なるほどー! CBTで受けちゃったから、参加できなくてつまんないんだね!

いえ、一応同じ試験ではあるので、タイムラインの感想などは興味深く見守ってます。
ただ、受験した当事者として参加するのは、今後の二種以降の話になると思います。

まあ、私はメリット・デメリットを考慮して、私個人にとっては圧倒的にメリットのほうが上回ると思ったからCBTで受けたわけですが、会場までの距離やパソコンの扱いに慣れているかなどによってもメリットの大きさは変わると思いますし、人それぞれの判断だと思います。

ちなみに、CBT方式のほうが筆記方式よりも1ヶ月早いことがCBTのデメリットという意見も見た記憶がありますが、それはあまり関係ないと思います。ある特定の日に勉強を開始するという前提条件がつくなら準備期間が長いほうが有利でしょうけど、勉強開始時期など人それぞれですし、今後も年に二回定期的に開催されるのですから、時期による有利不利は無いと思います。
まあ、「TACの模擬試験からCBT開始まで時間があまりなかった」というのはありましたが、さすがにこれはCBT開始年の過渡現象だと思われますので、何年か繰り返すうちにいい感じの時期になってくると思います。

以上となります。ここまでお読み下さりありがとうございました。

免責事項 この記事の内容は個人が勉強のために調査した内容を記載したものであり、正確性を保証するものではありません。当記事の内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
タイトルとURLをコピーしました