引き続き、銀河英雄伝説Die Neue Theseの感想です。
なお、私は原作と旧アニメは視聴済みで、その上での感想になります。
- 銀河英雄伝説Die Neue These公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
銀河帝国皇帝エルウィン・ヨーゼフ二世の亡命を受け入れて、亡命政府である銀河帝国正統政府の樹立を認めたことを発表した自由惑星同盟政府に向けて、ラインハルトは事実上の宣戦布告を行った。その演説を見た最高評議会委員たちは大混乱するが、議長のトリューニヒトは、なぜか悠然としている。また、政府の判断を巡っては国民の意見も二分され、街中やメディアなど、さまざまな場所で議論が巻き起こっていた。
© 田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会
https://gineiden-anime.com/story43.html
感想
前回までに比べると、かなり今回はオリジナル性が強めな回でした。
今回は同盟側の回ですが、皇帝亡命を受けた国論の分裂を、これでもかというくらい多彩なオリジナルキャラを登場させて描写していました。
レベロとホワン・ルイの会話は原作にあった話ですが、この会話についても導入部分にオリジナルな会話を含んでいました。また、同盟内の状況や軍部の体制についてのトリューニヒトとアイランズの会話の場面もありました。
リメイクである以上は原作に無い要素を膨らませるのは歓迎すべきところで、こういったホワン・ルイやアイランズの話を膨らませるのは面白いですが、知らないオリジナルキャラの話はそんなに強調しないでも良いのではと思います。
レベロとホワン・ルイとの会話では、原作にもあった白身魚のスープが登場しました。
スープがまずいということはホワンの反応でもしっかり描写されていたと思いますが、さらに念のためなのか、後味が悪いのはスープのせいだとホワンが言葉でも言っていて、このエピソードは制作側も描写したかったんだろうなという感じで面白かったです。
それからトリューニヒトとアイランズとの会話。
イエスマンでありながらも、現状をそれなりに分析しているアイランズが興味深かったです。
政府の軍部への影響を強めることについて、アイランズ個人がどう考えているかは明確では無いものの、トリューニヒトの意向には全面的に従う、という、かなり納得できる描写だったと思います。
ヤンとユリアンについては、あらためての会話まで描写されるかと思いましたがそこまで行かずに終わったのでやや消化不良感。
ただ、司令部の命令ではなくヤン提督の命令だから従う、というユリアンの態度は、原作通りではありますが、正しいかどうかは置いといて共感できるものがあります。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
高級そうなスープなのに、まずいなんてことあるのかな?
人の好みは様々ですし、好みが合わないということは当然あると思いますよ。