引き続き、アニメ『ウマ娘 プリティーダービ― Season 3』を見た感想です。
史実をよく知らない状態でアニメ初見での感想を書きます。
- TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービ― Season 3』公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
ドゥラメンテに惨敗してしまったキタサンは、自信を失い落ち込んだ日々を過ごしていた。
©Cygames, Inc.
テイオーのようなキラキラ輝くウマ娘になれないかもしれない……そんな気持ちを抱いたまま、トレーニングを続けるキタサン。
そんなある日、キタサンの耳にあるニュースが飛び込む。
https://anime-umamusume.jp/story/
感想
意外と泣ける回だった印象です。
Season2の時は後半の山場の第10話と最終話が泣けた印象が強かったので、今Seasonも泣ける回があるにしてもまだしばらく先かと思ってたのでちょっと意外ではあります。
まず、前半のキタサンブラックの自分語りが心に沁みました。
歌手としてステージに上がっていた父に憧れていた、というのは、キタサンブラックの名前の由来もあってちょっと微笑ましかったですが、トウカイテイオーに憧れて、自分もテイオーさんみたいになれると夢見ていたのに現実は違っていた、という気持ちは本当に沁みますね。
どんな世界でも頂点に立てるのは一握りですし、夢を見ても夢破れる人のほうが大多数なわけで。
キタサンブラックが落ち込んでいるので、何とかできないものかと悩むスピカメンバーの中で、トウカイテイオーだけがキタサンブラックの復活を信じていた部分が何だか良かったです。シンボリルドルフ会長を追いながらも何度も挫折を味わった自分自身の姿と今のキタサンブラックの姿が重なったのでしょうかね。
さて、二冠を達成したドゥラメンテの、菊花賞絶望のニュースが入ってきました。
このニュースを見ていたキタサンブラックの耳がピクピク動き続けていたのが興味深かったです。
ショックな気持ちと同時に、「これはチャンスかも」という気持ちが湧き上がり、いやいや、と思い直したようにも見えました。
「かっこ悪い、最低だ」との自嘲からしても、おそらくそんな感じで気持ちが動いたのでしょう。
そんなキタサンブラックに立ち直りのきっかけを与えてくれたのがナイスネイチャ。
ネイチャ自身が言っていた通り、身近な人物より少し離れたポジションにある相手のほうが話せたりするのも確かにありそうですが、ネイチャの話を聞いて、この時点でのキタサンとネイチャの立場ってよく似てるんだな、と感じました。
ネイチャの場合はトウカイテイオーが二冠達成して菊花賞絶望となったという経験があり、今のキタサンの気持ちが誰よりもわかる相手。悔しさもかっこ悪い気持ちも共感できたでしょうし、だからこそネイチャの言葉がキタサンにも響いたのでしょう。
その後菊花賞のレース。ここまでキタサンブラックの想いが心に沁みただけに、最後キタサンが必死に勝ちたいと頑張ってる姿に涙腺が刺激されました。
スピカメンバーや「どうした急に」の二人が応援していたのも良かったですけど、チームカノープスの部屋でネイチャがキタサンを強く応援していたのが嬉しかったです。かつての自分を重ね合わせて、キタサンに想いを託していたんでしょうね。
キタサンが勝利した時にネイチャが「あんたもキラキラしてるじゃん」と言ってましたが、嬉しさにちょっぴり嫉妬が混じったようなこの言葉がすごく心に残りました。
ところで、今シーズンのオープニングとエンディングについて。
OPは賑やかでした。最初の「勝ちたい」の連呼から「GIRLS’ LEGEND U」のアレンジかと一瞬思いましたが違ったようです。
キャラクターが多くて目まぐるしく、見ていて意識が追いつかない感もありますが、慣れれば見分けられるようになってくるものですかね。
EDはスぺちゃんが主人公だったSeason 1を思わせるようなコミカルで楽しい雰囲気でした。曲はじっくり聞けなかったですが、意外と名曲かもという印象はありました。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
ナイスネイチャちゃんって、本当にナイスなお姉ちゃんだったね!
ナイスネイチャさんのネイチャの由来は「姉ちゃん」ではないと思いますよ。