引き続き、アニメ「トモダチゲーム」の感想です。
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
友一の策にハマり、自分がトモダチゲームに申し込んだと自白させられてしまった天智。
裏切り者を炙り出すため行われていた、友一の“3つの仕掛け”。それは、ゲームが始まった時点で仕掛けられていたものだった。
友一による「陰口スゴロク」の種明かしが始まる……
そして、第2ゲームは思いもよらない結末を迎え――
© 山口ミコト・佐藤友生・講談社/「トモダチゲーム」製作委員会
https://tomodachi-anime.com/story/index.html
感想
さて、ついに第二ゲーム「陰口スゴロク」が終了。
トモダチゲーム屈指の迷場面を迎えます。
このゲームの種明かしから始まりましたが、思ったよりもじっくり説明してくれました。
友一が陰口ペーパーを2枚取っている描写、確かに2枚重なっているという部分が原作よりもかなりわかりやすくなっていた気がします。
友一がボックスに入る順番を誘導していたという点は、言われてみるとまあそうなのかな、という感じですが、ペーパーで指示を出すには確かにタイミングも重要ですので、あれが全て計算ずくだとすると恐るべきものがあります。
そして、ネームプレートが志法たちの胸から無くなっていた件。
描写からして、月野さんが前回気付いたのはこの件だと思います。1・2点目はその前から既に気づいていたのかもしれません。
原作で流れを知っている人なら、このゲームのかなり早い段階から志法たちの胸に注目していたと思います。
男性陣についているネームプレートが、同じ画面内の女性陣の胸にはついていないという描写もありました。もしかしたら原作を知らない初見だとしても、ネームプレートの件に気付いた人も多かったかもしれません。
もっとも、男女で制服が違うので割と気付きにくい気はしますし、気付いても作画ミスだと思ってしまいそうな部分でもあります。
まあもし私が初見だったら気付いていないでしょう。推理物を当てる自信は全くありません。
もっとも、「ネームプレートを預かったから裏切者ではない」という話には、論理の飛躍がある気がします。
仮に志法やゆとりが裏切者だったとしても、裏切者だということを友一にバレるわけにはいきませんから表面上は指示に従う必要があり、とりあえず言われた通りに渡すでしょう。
そして、裏切者であれば、しれっと指示以外の暴露も書きそうな気もします。
まあ、ネームプレートを渡している以上、下手な動きはしづらい、ということでしょうか。大事な物を渡している状態で余計なことをしづらいという面は確かにありそうです。
そんな中で他の暴露があったのだから、まあ信用しても良いだろう、という流れでしょう。
さて、四部には自分の秘密を言えないという点にメンバー皆が同意する場面はかなり和みました。
まあ、バカにされていると言えなくもないですが、むしろ周囲からの好感度は高い様子ですから、落ち込まないでそのまま進んで欲しいものです。
さて、志法がゴールかと思いきや、友一、そして天智が嘘をついたと自己申告して逆転ゴール。
このあたり、まるで友一や天智が何か言い出すのを予期しているかのように、マナブ先生の進行がもったいぶっていた感があります。
とはいってもそれは作品の演出もあるでしょうから野暮かもしれません。
友一の嘘の証明にはちょっと納得いかない感があります。友一が書いたのは「四部が人を殺した」でしたが、「人を殺したのが四部ではなく自分」という論法で、その陰口が嘘だと主張しました。
これだけでは四部が誰も殺していない証明にはなってないように思うのですが、まあ運営側もその事実に驚愕して思わず主張を認めてしまったのでしょうか。
一方の天智の主張は、まさに「超展開」。
誰も予想していなかった友一への想いです。
いかにも嘘っぽいですが、キスしてしまっては、神様アンケート100%で認められるのももっともです。
まあ、天智にも何か考えがあって、次のゲームへ進むための方便だろう、とも思えるとは思いますが、それでも神様アンケートでも認めざるを得ないような衝撃です。
天智は単なる悪役ではなかったのか、というところで次回へ続きます。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
まさかBLになるとは! GLならともかく、BLがこのブログに出てくるとは思わなかったよ!
いえ、今回はまだ一方的な片想い宣言ですから、BLと断言するには早いですよ。