今日も引き続きDCプランナー試験の記事です。
DCプランナー試験には1級と2級がありますが、いきなり1級は受けられません。
なので、最終的に1級を狙う場合でも、まずは2級から狙いましょう。
CBT試験は9月からですが、試験自体は20年近く行われている歴史のある試験です。
まずは試験問題集を手に入れて、出題範囲を確認しましょう。
今日はDCプランナー試験2級の出題範囲を見ていきましょう。
なお、現時点でCBT方式の試験は始まっておりませんので、CBT方式の試験で実際にどのような問題が出題されるかは断言できません。
この記事は、「DCプランナー2級 試験問題集」に掲載されている問題と同等の問題が出題されるものとして記載します。
年金・退職給付制度等
年金・退職給付制度等の分野での出題範囲は以下の通りになります。
- 公的年金
- 企業年金と個人年金
- 退職給付制度
- 中高齢期における社会保険
- 年金・退職給付制度等の最新の動向
このうち、出題ウェイトが高いと思われるものが、「公的年金」「企業年金と個人年金」となります。
公的年金は、国民年金と厚生年金です。
社会保険労務士試験、または、年金アドバイザー3級の試験で勉強していた人なら問題ないと思われます。
企業年金と個人年金も「確定給付企業年金」「国民年金基金」等、社労士試験で出てくるものもあります。
退職金共済や小規模企業共済といった、社労士試験でほとんど勉強していない範囲の話もありますので、そのあたりはきちんと勉強する必要があります。
確定拠出年金制度
確定拠出年金制度の分野での出題範囲は以下の通りになります。
- 確定拠出年金の仕組み
- 企業型年金の導入および運営
- 個人型年金に係る手続等
- コンプライアンス
- 確定拠出年金制度の最新の動向
ここがメインディッシュだと思われます。
「確定拠出年金」の「企業型年金」「個人型年金」について問われます。
これらも社労士試験受験生なら社会保険一般で勉強している範囲ですが、当然ながら社労士試験よりも細かい知識が問われます。
しっかり勉強することが必要ですし、ここを勉強しないのならDCプランナー試験を勉強する意味が無いといえるでしょう。
まあとはいえ2級は、社労士合格レベルの人にとっては、手も足も出ないというレベルでは無さそうです。
老後資産形成マネジメント
老後資産形成マネジメントの分野での出題範囲は以下の通りになります。
- 金融商品の仕組みと特徴
- 資産運用の基礎知識・理論
- 運用状況の把握と対応策
- 確定拠出年金制度を含めた老後の生活設計
- 老後資産形成マネジメントの最新の動向
ここは、FP技能検定の範囲と重なります。
FPの、「金融資産運用」の範囲です。
投資信託、リターンの考え方、各種指数、アセットアロケーションなどが該当します。
FPの何級に該当するか、私がFPを持ってないので軽々しいことは言えないのですが、おそらく2級を持っていれば充分対応できるのではないかと想像します。
社労士試験合格者であってもFPを勉強したこと無い人は、きちんと勉強しておく必要があります。
出題範囲が全体の3分の1ですので、合格ラインである70%の得点を目指すとしても、「捨てる」ことはできません。
総合問題
総合問題は、各分野についての事例問題のような問題が出題されます。
各分野の基礎がしっかりしていればさほど難しくはないと思われますが、計算問題も多そうですので、
事前にある程度トレーニングは行っておいたほうが良さそうです。
まとめ
DCプランナー試験2級の出題範囲は、以下の3分野と総合問題になります。
- 年金・退職給付制度等
- 確定拠出年金制度
- 老後資産形成マネジメント
配点は、推測ですが、各分野20点、総合問題40点だと思われます。
70点取れれば合格です。
出題内容からすると、社労士資格とFP2級を持っている人なら、あるいは無勉強でも合格可能かもしれません。
ですが、私はどちらも持っていないので、勉強しないと合格できないでしょう。
ということで頑張りましょう。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
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