隠し事――スロウスタート　STEP02「うんどうのはぁはぁ」【アニメ感想】

ストーリー

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TVアニメ「スロウスタート」

『ご注文はうさぎですか？』の橋本裕之監督と『アイドルマスターシリーズ』のA-1 Picturesが「まんがタイムきらら」人気作品をTVアニメ化！

slow-start.com

マイペースで明るい百地たまて、コミュニケーション能力が高く大人びた十倉栄依子、体は小さいけれど大食漢の千石冠。ひょんなきっかけから3人のクラスメイトと仲良くなった花名は、昼食もみんなで一緒に取るように。お弁当を見せ合ったり、一口もらったりと楽しい日々を過ごすのだが、未だに自分の過去は明かせずにいた。
そんな中、学校ではスポーツテストがスタート。浪人時代まったく運動をしていなかった花名は……。

©篤見唯子・芳文社／スロウスタート製作委員会
https://slow-start.com

感想

花名は高校受験直前で病気になったため１年浪人したとのことで、やむを得ない事情と言えますが、高校生にとって１年の差が重大なことという気持ちはよくわかります。
そんな花名に対して、少なくとも表面上は全く動じる様子を見せず、さらに花名の気持ちを汲んで、新天地での生活を勧めた花名母の判断力が素晴らしかったと思います。

まあ、1年間で体力がかなり落ちてしまった結果から見れば、体力をキープするための多少の運動はしておくべきだったかもしれませんが、なかなか自分で意識するのは難しいでしょう。

ともあれ、当面は花名は年上だということを隠しながらの生活になります。隠すのが悪いとは思いませんし、私が花名の立場だとしてもそうすると思います。気心の知れた友達ならともかく、年上だと知られたら態度が変わる同級生が出てくることは避けられないでしょう。

ところで、やはり栄依子のコミュ力が高い設定は最初からあったようで、あっという間にクラス全員の下の名前呼びをコンプリートしたとのこと。
ぱっと見、たまてのほうが明るくてコミュ力が高そうに見えるのですが、栄依子には初対面の相手に安心感を与えて相手の心を開く力のようなものがある、ということかもしれません。