引き続き、『BLEACH 千年血戦篇』の感想です。
第一クールの最終回ということで第12話と第13話が一気に公開されましたので、感想も年内に一気に書くことにします。
- TVアニメ「BLEACH 千年血戦篇」公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
護廷十三隊・十番隊隊長の志波一心は、現世での滅却師・黒崎真咲との遭遇を総隊長には報告しなかった。もう一度真咲に会いに行こうと決める一心。一方真咲は、滅却師の身でありながら死神を助けたことで、石田竜弦の母・依澄に厳しく責められていた。竜弦は真咲を庇おうとするが、突如、真咲の体に異変が起きる。依澄の制止を振り切り、真咲を抱えて家を飛び出す竜弦。そこへ一心が現れて…。
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
https://bleach-anime.com/story/?id=12
その体に流れる、死神と滅却師の血。自身の出生の真実を知った一護は覚悟を新たにし、尸魂界に戻ることを決めて再び鳳凰殿へと向かう。一方、尸魂界では死神たちが次なる戦いに備えていた。基礎から鍛え直す者、新たな力を求める者。各々が前を向いて、今の己に成せることに励む。そして浅打と共に先へと進んだ一護だったが、王悦から、ここで「斬月」に別れを告げることになると言い放たれる。
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
https://bleach-anime.com/story/?id=13
感想
第12話は第11話の過去話の続きが描かれ、そして第13話で斬魄刀完成へと進みました。
全体的に真面目でシリアスな展開ですが、深刻過ぎることもなく要所要所にユーモアが挟まっているのがBLEACHらしくて良いです。
第12話は一心が死神をやめて真咲と一緒になったいきさつです。
恩人を見殺しにできないという一心の言葉は良いセリフですが、まあ、あれだけあっさりと決断できたのは既に真咲に惚れていたという面もあるのかなと思います。
女子高生だった真咲さんに死神隊長だった一心が本気で惚れるだろうかというのは気になりますが、まあ一心さんも可愛い女の子が好きなのは地のようですし。
残された乱菊さんや冬獅郎たちがどう思ったかは気になるところですが……
それにしても、この話を見たら、最初からこれほど壮大な伏線を張っていたストーリー構成は凄いという気持ちになりますが、後付けで決めた部分もあるのかというのは気になります。
最初は一般人っぽかった一心が途中で死神の力が復活したのは、いかにも後付けのような気がしていましたが、なるほどそういう理由だったのかと納得させられます。
若い頃の石田竜弦も真咲のことが気になっていた素振りはありましたが、結局は片桐叶絵さんと結ばれることになりました。
そのいきさつはご想像にお任せという形になりましたが、まあでも叶絵さんは一途に想っていたのでしょうから、それが叶ったのは良かったかなとも思います。
第13話は、斬月のおっさんが若い頃のユーハバッハだったというネタバレがありました。
まあ、私などは「言われてみれば似ている」という感想ですが、BLEACHを深く読み込んでいる人だったらユーハバッハ登場の頃から気付いていたかもしれません。
また、各隊長・副隊長たちの行動が描写されて、それぞれ興味深かったです。
七番隊の狛村隊長の大爺様とのやり取りが妙に強調されていた感がありますが、決着は次クール持ち越し。
十二番隊も隊長・副隊長が何やらこもって阿近が実質的な現場監督に。涅マユリ隊長の次クール以降の活躍が楽しみなところです。
九番隊は檜佐木修兵が六車隊長に卍解習得を命令されていましたが、東仙隊長を悪く言われたことに怒ったことが興味深かったです。裏切られたとはいえ尊敬する気持ちには変わらないというところでしょうか。スーパー副隊長となった白の言動は微笑ましくて良いです。
二番隊も興味深かったです。
大前田副隊長の妹希代さんが可愛かったという点もありますが、大前田が砕蜂隊長の修行に連れていってもらえなかったという言葉に思い出されるのが砕蜂・夜一コンビのエピソード。
今の大前田副隊長の気持ちは、あの時砕蜂さんが夜一さんに連れていってもらえなかった時と似たような気持ちでしょうか。まあとはいえ、夜一さんのエピソードと比べると深刻度は全然違いますが……。こちらはすぐ再会できるわけですし、それに、砕蜂と夜一さんほどには親密には見えませんし……
二枚屋親衛隊も登場しました。それぞれ性格が違った個性的な女性キャラクターで魅力はあるんですが、このエピソード限りの登場になりそうなのが惜しいところです。まあBLEACHという作品自体が既にキャラクターが多すぎるので致し方ないところ。
さて、石田雨竜がユーハバッハの前に呼び出された場面で終了となりました。これまで苦楽を共にしてきた仲間がここで敵に寝返るとは考え難いですがどうなることか。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
あの時に真咲さんが助けに行かなかったら竜弦さんと結ばれてたのかな?
それはわかりませんが、その場合にはBLEACHの主人公が存在しないことになるので、全く異なる歴史になったでしょうね。