PR

法学検定――行政書士試験と併願しやすい試験 【チャレンジした資格検定を振り返る】

その他の資格・検定試験

今日は、法学検定について振り返ってみます。

法学検定とは、文字通り法律の検定試験です。

Hogaku0 Tokucho に何も見つかりません

この年の11月に私は行政書士試験を受けていました。
法学検定を目指した理由は、法学検定と行政書士試験とでは重なる分野が多いし、せっかくだから、という気持ちからでした。


私と同じように行政書士試験と法学試験を両方受けるという人は多いと思います。

今日は、行政書士試験経験者が法学検定上級を狙うにはどうすれば良いか、というあたりを中心に書いてみます。

法学検定と行政書士試験との併願について

行政書士試験は11月上旬に行われます。
そして、法学検定は11月後半から12月前半です。

今年の試験はもう終わってるみたいだね。

受検された皆さん、お疲れ様でした。

また、法学検定は以下のような科目になっています。

  • スタンダード(中級)
必須科目法学一般、憲法、民法、刑法
選択科目「民事訴訟法,刑事訴訟法,商法,行政法、基本法総合」から1科目
  • アドバンスト(上級)
必須科目法学一般、憲法、民法、刑法
選択科目「民事訴訟法,刑事訴訟法,商法,行政法」から1科目
「民事訴訟法,刑事訴訟法,商法,行政法,労働法,倒産法,経済法,知的財産法」から1科目

行政書士の試験に出題されるのは「法学基礎、憲法、行政法、民法、商法」ですから、刑法さえ何とかすれば中級でも上級でも狙うことができます。

問題の難易度としては、もちろん上級のほうが難しいです。
ただ、行政書士合格レベルの人に対応できない程の難しさではありません。
確実に中級を狙うか、上級にチャレンジするかはその人の目的や好みによると思いますが、私は上級を狙いました。

もっとも、商法を捨てていた場合、選択科目の2個目が難しくなりますので中級のほうが良いかもしれません。
社労士の勉強をしていて労働法を選べるのであればそれもありですが。

なお、学生時代に法学部だった人は好きなようにして下さい。というかぜひ上級を狙って下さい。

勉強方法

何はともあれ過去問を手に入れましょう。

法学一般刑法は過去問で傾向をつかみましょう。
合格のためには、どちらも0点は回避する必要があります。

0点回避?

もし、1つでも0点の科目があれば、それ以外の科目がどんなに良い点数だったとしても不合格になってしまうそうですよ。


法学一般には点数の取りやすい問題と取りにくい問題がありますが、過去問と同じ論点の問題が出題された時に確実に取れるようにする必要があります。


刑法も、「どういう事件の時にどう判断されるのか」を考えつつ頭に入れるようにして下さい。
目的が0点回避であれば、新たな参考書を購入する必要はないと思いますが、全く勉強せずに確率に頼るのはさすがに危険ですので、過去問とほぼ同じ問題が出題された時に判断できるようにはしておきましょう。

憲法・行政法・民法・商法については、とりあえず行政書士試験に向けて使った問題集を引き続き勉強すれば大丈夫だと思います。
私の時は民法大改正が気になりましたが、基本的には行政書士試験と同じ法律をもとに作成される問題ですので、行政書士試験の勉強がそのまま法学試験の勉強にもなります。

Excellent合格

私が受けた結果の点数は以下の通りでした。

  • 法学基礎論:4/5
  • 憲法:7/10
  • 民法:7/10
  • 刑法:6/10
  • 商法:9/10
  • 行政法:8/10

合計41/55

刑法の6点はまぐれです。
ですが、過去問で何となく感覚を掴んで準備したのが良かったと言えるかもしれません。


それ以外は安定してますね。
行政書士試験で、商法会社法を捨てずに勉強したのが良かったというのもあります。
最後まで商法に救われました。

そして、見事にexcellent合格でした。


総合順位が17位、excellent合格は41点以上。

合格ラインは毎回変動し、35点前後になる場合が多いですが、その中で上位の合格を「Excellent合格」とする制度があり、今回はそれが41点以上でした。

ちょうどExcellentのライン上の点数。
もし、運で取れた問題を何か一つ落としてたらexcellentでは無かったです。

excellent合格おめでとう!……ってか、2年前の話なのに今さらだね。

今後はリアルタイムでお祝いさせて下さいね。

この試験は科目ごとの詳細な成績も出ていました。
偏差値が60を超えていたのが法学基礎論、商法、行政法
民法が59.5で、憲法、刑法が55付近でした。
総合偏差値は65.3。
偏差値65超えあたりがexcellentの基準かもしれません。

順位などが出るのは楽しいので、毎年チャレンジする手も考えられましたが、
色々ほかにもチャレンジしたい資格・検定が出てきたのでやめておきました。

まとめ

法学検定は、行政書士試験と併願しやすい検定試験です。
スタンダードでも良いですが、行政書士試験で合格ラインを超えている人ならアドバンストも十分狙えると思います。

刑法がネックになりがちですが、過去問が出版されていますので、そちらで勉強して0点を回避しましょう。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました