引き続き、「空色ユーティリティ」の感想です。
- TVアニメ「空色ユーティリティ」公式サイト

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

とある雨の日、シミュレーションゴルフでの練習を始めた美波と彩花。アプローチショットを設定し、早速ニアピンモードにトライする。新技・ペンギンスライダーは上手い具合にシミュレーション上でも転がっていき、満足気な美波。しかしそこへ、陰から二人の様子をうかがっていた小さな挑戦者が乱入してきた……!?
©空色ユーティリティ
https://anime-sorairo-utility.com/story
感想
ここにきて新キャラが登場しました。お嬢様の夜嵐日向(ひな)です。
さり気なく公式サイトのキャラクターのページにも加わってますね。
この前のめぐみさんは加わっていないので、少なくともめぐみさんよりも重要キャラということになるのでしょう。
日向は基本的に単独行動はせず、お世話をしてくれるメイドさんと一緒に行動することがほとんどのようです。
このメイドさんがどういうキャラなのかも興味ありますが、今回は、日向に忠実に従ってお世話しているという感じでした。
日向は結構お高くとまっている面があり、穏やかなキャラが多いこの作品では異質といえるかもしれません。
とはいえ、ツンデレっぽさもあり、美波のおだてにいい気分になるあたりは可愛かったです。
日向が美波たちの前に現れたのは、この前のシミュレーションで敗れた相手を確かめるためにきたのが目的でした。
日向はもうすぐプロという腕前で、そんな自分よりも上だったHAMとはどんな相手か。
たまたま遥は不在で、美波と彩花を見て、こんな素人同然の相手に負けたのかとショックを受け、シミュレーションの間違いだと判断しました。
ここはまあ、相手が全員揃っていない時点で判断するのは早計だったと思いますが、とはいえ日向の判断ももっともです。
相手が明らかに下手なのですから、本来はそんなに棘のある言葉で見下す必要もないところですが、過去受けた敗北感を拭うためちょっと言葉が強くなってしまったのでしょう。
とはいえ、そんな日向を褒め殺しといえるほどおだてた美波もすごいと思いました。美波のこのコミュニケーション能力は意外でした。
さて、美波が日向に指導してもらう約束を取り付け、遥も含めた3人で日向と対面したのですが、実は遥は日向が憧れて目標にしていた人だったことが判明。
今まで遥の経歴ははっきりとは明示されていませんでしたが、全米女子アマで準優勝だったとのことでした。
全国上位レベルだろうなとは思ってたのですが、子供の大会などかと思っていたので、アマチュアとはいえ世界2位とは予想以上でした。
ところが遥は試合に出場しなくなり、今の遥は、日向の目から見るとたるみきっているように見えました。
あれだけ自分の憧れた相手が、向上心を失って素人同然の仲間と一緒にだらだらとやっている、というように。
他人の生き方に文句をつける筋合いは無いのですが、それでも、日向の気持ちもわかる、思いました。
日向目線だとそう思えるだろうし、日向の過去の努力の様子が描写されたのも良かったです。
目標の人には強くあって欲しい、という思いは、前向きで良いなと思います。
そして、遥と日向が勝負ということになったのですが、負けたら他の二人と縁を切るという条件を遥があっさり飲んでしまいました。
これはちょっと遥がどうかなと。相手も全米女子アマ出場者で、遥を超えてみせると豪語するほどの実力を持っているわけですし、勝てる保証は無いと見るのが自然です。
遥が申し出を軽く受けたのは、勝てる自信があってのことだと思いますが、その自信はどこからきたのかちょっとわかりませんでした。
そして、勝負はなんとダブルス。
遥と彩花のペア対日向と美波のペア、と、遥が強引に決めてしまいました。
いや、これ、美波が完全に利益相反なのですがいいのでしょうか。美波的にはわざと負ける方向に足を引っ張るしかないのでは。スライダーは得意だとか言ってましたが、いざとなった時に本気で打てるかどうか。
遥としても美波が実力的に劣るから日向と組ませたのでしょうか。
そうは思えないのですが、わかりませんでした。
次回の展開予想
ダブルス対決です。
「縁をきる」という賭けがついていなければ勝負の行方は読めないところですが、その賭けがついている時点で十中八九、遥・彩花組が勝つ流れでしょう。
まあ日向が勝って何だかんだ理屈をつけて賭けはなかったことにする可能性も皆無ではありませんが、日向が納得しないでしょうし、提示された条件を破るのは作品として良くないでしょう。
ただ、誰がどれだけ良いプレイをするかが読めないところです。
遥・彩花側は、遥が一発狙って失敗しても彩花がフォローするといった感じで役割分担ができそうですが、遥が勝つ自信満々で賭けを受けた経緯からして、遥が失敗を多発するのは考え難いというのもあります。
一方日向は良いプレイをして美波の出る幕は無いといった感じでしょうけど、美波の出番がゼロということもまた考え難く、かといって、良い場面で美波のスーパープレイで日向を救うという流れも、普通ならありそうですが賭けを考えると美波にできるかどうか疑問です。
まあ、最後に美波が決めれば追いつける場面で、日向の予想よりも良い一打が出るものの惜しくも外れる、といったあたりが落としどころでしょうか。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
日向ちゃんたち、ゲームのプレイヤーの居場所がよくわかったね!
その程度の調査は可能な家柄のお嬢様なのでしょうね。