引き続きアニメ「ガールズバンドクライ」の感想です。
元ネタのプロジェクトをよく知らない状態での初見での感想になります。
『ガールズバンドクライ』公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
ダイヤモンドダストとの対バンライブ、仁菜達のチケットの売り上げは想定の半分にも満たなかった。一方、ダイヤモンドダストのチケットはSOLD OUT。突き付けられる厳しい現実。それでも仁菜たちは自分の意思を貫き通す。
©東映アニメーション
https://girls-band-cry.com/story
感想
最終回。仁菜はやはり仁菜だったということでしょうか。
やはり「お金」という現実が絡んでくると、どうしても現実的な判断をしがちですが、だからこそ仁菜のような純粋さは、子供だなと思う部分もあれど憧れるものもあります。
さて、今回は仁菜とヒナの過去がかなり詳しく描かれました。
今まで、仁菜が過去にいじめられていたことと、仁菜とヒナが過去に因縁を持っていることから、何となくヒナが仁菜をいじめていたように感じていた時もありましたが、それは全くの認識違いでした。
まあ、仁菜をいじめていた相手の容姿はヒナとは違いましたし、前回のエピソードで仁菜とヒナはそこまで仲が悪くなかったことは示唆されていましたが、ダイダスのボーカル登場あたりのエピソードの時は完全にいじめた相手と混同していました。
実はヒナは元々は仁菜の親友ポジションで、他のいじめに対する意見の食い違いから絶交へと発展したようです。
そして、元ダイヤモンドダストの桃香が歌っていた「空の箱」は、ヒナにとっても大切な歌だったようで。
そういえば、この歌の権利は既に桃香のいないダイヤモンドダストに移っていて、当初の仁菜の行動の動機にはこの歌を取り戻すこともあった気がしますが、こればかりは仕方ないところでしょうか。今回ヒナの気持ちに気付いたような描写もあったので、ヒナならと割り切った可能性もあるかもしれません。割り切るのは仁菜らしくないですけどね。
さて、仁菜がエゴサーチをして怒ってましたが、仁菜はエゴサをしてはいけないタイプでしょうね。
ヒナの提案に対する態度もどうかと思いますが、仁菜にそれを言うのは今さらでしょう。
智が仁菜のことを好きだと言った場面も良かったです。その後仁菜が智に抱き着いたり、ルパがそんな二人を抱きしめたりしたのも微笑ましい場面でした。ルパといえば、ライブの時に角がありましたがそういう衣装なんでしょうか。
さて、イベントを1バンドごと２日制から２日間ともに２バンド対バンにする変更を三浦さんが申し出たそうで、集客のためにはそのほうが良いのは確かでしょうけど、そもそもこのイベントは誰が何のために行おうとした企画だったのかが気になりました。
ダイヤモンドダスト側が、将来的なライバルとなりそうなトゲナシトゲアリを叩いておこうというのであれば、イベントの相方としてトゲトゲを指名するのはむしろ知名度アップに手を貸しているようなものだし、逆にトゲナシトゲアリを応援しようというのであれば勝負形式にする必要もありません。
もしかすると三浦さんがこの申し出をするところまで読んで、トゲナシトゲアリに対して恩を売っておこうとの魂胆があったのかもしれません。
ただ、ヒナが仁菜をたきつけた気持ちについてのメンバーの推測についてはなるほどと思いました。仁菜にはその気持ちを貫いて欲しいからあえて反発させるような言い方をしている、のようなことですが、もしそうなら仁菜が思っているようりもずっと仁菜はヒナに好かれてますね。
ヒナが仁菜をいじめていた当人だったらともかく、そうでは無いのですから、実はヒナは仁菜を好きだったというのは十分ありだと思います。
さて、ということでこれでついにガールズバンドクライも終了。
ストーリーの展開の速さ・テンポの良さは、ちょっとあっけなく感じた部分もありますが良かったと思います。
展開が早すぎて既にプロになってしまった以上、続編は作り辛そうな気もしますが、続きが出るなら応援したいです。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
仁菜ちゃん、メンバーの予想以上にギターが上手くなったみたいだね！
好きなことに向けての集中力には素晴らしいものがあるのでしょうね。
