引き続き、アニメ「リコリス・リコイル」を見た感想です。
今回からは週1回の更新になります。出来れば木曜日に。
今のところ千束にベタ惚れ状態のため最新話を見逃すことはほとんどないと思いますが、どうなることか。
- 「リコリス・リコイル」公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
リコリコが深刻な赤字経営と知ったたきなは、自ら経理担当に名乗り出る。やたら弾を無駄撃ちする千束の制止や、店のメンバーのフォローまで完璧にこなすたきな。さらに新メニューまで考案するが、そのメニューはなんとも形容しがたい形をしていて!?
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11
https://lycoris-recoil.com/story/?id=ep08
感想
前半は息抜きタイム。
前半の雰囲気から今回は骨休め回かと思いましたが、中盤、千束が真島と対峙してから一気に緊張感が高まりました。
前半は、たきなの有能さが光ったエピソード……なんでしょうか。
確かにお金がないと困るわけで節約も大切だと思います。とはいえ、千束の弾や、なるべくクリーナーを使わないようにする件については、そこまで口を出すと千束の安全が脅かされるのではと冷や冷やしました。
もっとも、喫茶リコリコの経営を立て直したたきなの手腕は見事なもの。
今後の喫茶リコリコの印象や評判がどうなるか気になりましたが、ツイートを見てにやつくクルミをはじめ、お金が入るのであれば良しとするメンバーの割り切りが微笑ましかったです。
千束の山岸先生との約束が先延ばしになりましたが、今話の最後の描写からすると、この先延ばしが結果的に千束の身を救うことになったのかもしれません。姫蒲が何をしようとしていたかによりますが……
さて、中盤、真島がいきなり千束の部屋に登場。
真島自身もこの日に本気で千束を殺せるとは思ってなかったでしょうけど、今後の計画のために千束陣営の様子見といったところでしょうか。
電波塔事件では、テロリストはほぼ千束により制圧されたものの、最後に真島によって破壊された様子。千束の人工心臓はその時の爆発によるものでしょうか。とはいえ、事件当時に千束は銃弾をかわす才能は既に持っていたわけですから、仮に千束がこの事故に巻き込まれて人工心臓になったとするなら、「人工心臓があるから銃弾をかわせる」というわけでもないようです。
千束に人工心臓を移植したのはアラン機関ですが、もし、銃弾をかわせるという千束の才能を見出してから、その後に起きた事故の時に千束を救うために人工心臓を提供したという順序なら、人工心臓と銃弾をかわせる能力とは全然関係なかったことになります。
ただ、千束の発言から、人工心臓と銃弾をかわす能力はやはり関係がある可能性もあります。この場合、電波塔事件当時、千束は既に人工心臓だったことになります。当時既に千束がリコリスとして活動してたのなら、こちらの説のほうが正しいかもしれません。
あるいは、「千束の殺しの才能」と「銃弾をかわせる能力」は別物なのかもしれません。もっとも、仮にそうなら、「いのちを大事に」の千束にどうして殺しの才能が見出せたのかは釈然としませんが。
このあたりの経緯は、今後明確になっていくと思います。まあ既に描写されていて私が見落としている部分もあるかもしれませんが。
さて、千束と真島は気の合う面もあるようですが、さすがに千束には人を殺しまくるテロリストの真島と仲良くなって欲しくはないです。
よしさんを信じる千束と、アランはそんな機関じゃないと語る真島。
千束には悪いですが、この対話については真島のほうが真実を突いているように見えます。もっとも、シンジが千束に殺しをさせようとしているのは実は千束をアラン機関から守るためという可能性もあるので、先の展開を見ないと千束が間違っているとは断言できませんが。
真島を見るなり反射的に撃ったたきな。
まあ真島はたきなが来たのを察知していたので攻撃も予想してたでしょうけど、あっさり避けるのはさすが真島。
とはいえ、真島への応対については千束の態度よりもたきなの行動のほうが共感できますね。
たきなは千束を守ってくれそうですごく頼もしいです。
千束は当然居場所も変えるべきですし、たきなのしっかりしていて頼りになる様子がすごくカッコよかったです。
まあ、千束のゆるっとした部分は好きですが、ここはたきなに頑張って欲しいです。
たきなの言った言葉。自分がかけた電話に対して千束が3コール以内に出なかったら危険とみなす……
電話に出られない場面は多々あるでしょうし、そのルールは厳しいと思いますが、まあ、明言されなかっただけで「単に出られなかった場合は折り返す」という条件がついているんでしょうね。
そしてこのたきなの言葉が、今回の最後の場面のキーとなります。
そして、夜の野外での千束とたきなの会話は名シーンでした。
吉松シンジが店に来ないことを寂しがる千束。ちょっと弱々しく聞こえるその声は、恋する少女のよう。
千束は真島と結ばれるくらいならシンジのほうがまだ良い、と思ったりしたこともありますが、シンジの真意が微妙なので、現状では応援する気持ちになれません。まあシンジにはミカのほうが似合ってますしね。
まあ、もし千束が結ばれる相手がたきななら何のためらいもなく応援できるんですが、さすがに無いですかね。
たきなが千束にプレゼントした犬のキーホルダー。
たきなにお礼を言う千束の笑顔がすごく可愛かったです。やはり千束にはこのまぶしいくらいの笑顔が似合います。たきなの照れる気持ちもわかります。
このキーホルダーは、今後、重要な場面で再登場しそうな気がします。
さて、吉松シンジの秘書の姫蒲さん。
クールで有能そうな印象があり、今までも要所要所に姿を見せていましたが、ついに千束と接触を図りました。
山岸先生の新人として入ったようですが、何だかんだで千束に会えるまで待たされました。
シンジの意図がわからないので、姫蒲が千束に何をしようとしていたのか不明ですが、描写からして千束が危険な目にあっている様子。最初の場面のシンジの「リコリコで遊ばせておくわけにはいかない」という発言から、千束に危害を与えたり再起不能にしようとしてるわけではないでしょうが……
たきながコールした時には既に千束が何かをされようとしている場面ですので、たきなが駆けつけても間に合うとは思えないのですが、とはいえ、「千束を救うために駆けつけるたきな」という構図で次回へという形になりました。
どうなることか。
次回の展開予想
意識を失いピンチになった千束。
そもそも姫蒲が千束に何をしようとしているかが謎なので、本当にピンチかどうかわかりません。
真島との対決が控えていることを考えると、千束の力をあえて弱める展開も考えづらく……
むしろ今回の引きの演出は、ピンチのように見せかけただけで、「千束の人工心臓には何年かに一度メンテナンスが必要だから単にそのメンテナンスをしただけ」というオチのほうがありそうに思います。
人工心臓には動力も必要でしょうし。
それに、もし千束が本当にピンチだったとしたら、あのタイミングで駆け出したたきなが千束救出に間に合うとも思えませんし……
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
定期健診で注射って必要なのかな? 血液検査のために採血するならわかるけど……
ビタミン剤とのことでしたが、リコリスには特殊な任務がありますから、特別なワクチン成分が入っているのかもしれませんね。