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勉強時間を測ることについて【なぎさの勉強あれこれ】

勉強方法

しなのさん、このブログには時々資格検定の合格の記事が書かれていますよね。

そうだね。セイカちゃんのメモ用紙で名前を隠した証書を載せてるよね。

でも、記事に足りていない情報があると思うんですよ。

そう? 使った問題集とか勉強方法を書いてることもあるし、あとなにか必要?

勉強時間です。「1週間」「2ヶ月」「100時間」など、合格するために必要になった時間も書かれたほうがいいのでは?

あ、勉強時間は自分でもわからないので書いてないんですよ。
「なぎさのあれこれ」で、検定ごとの勉強時間を特集したいのかもしれないですが、何も書けないですよ?

正確な時間でなくても、大雑把な期間でも書いておけば参考情報になりそうに思いますが。

そう言われても、何を「勉強時間」に含めるかの定義は人それぞれでしょうし、数字を書いてそれが一人歩きする可能性も考えると……

どうやら勉強時間について独特なお考えをお持ちのようですね。今日はそのあたりをどう考えているかを伺ってみましょう。

はい、今日は勉強時間を測ることについて語ってみます。

受験生時代に担任の言った「4当5落」

私が高校3年生の時の担任の先生が、ある時「4当5落」という話をしていました。

毎日の睡眠時間を4時間に削って頑張った人が大学受験に合格し、5時間眠ってしてしまった人が落ちる、という格言です。

私は比較的真面目な生徒だったのですが、とはいえその言葉は完全に聞き流してました。

夜4時間しか寝なかったら、翌日の昼間は眠くて勉強も捗らないのは明らかです。
それに、もし授業中に眠ってしまっても本末転倒です。

ちなみに私自身はその頃も、夜は普通に7~8時間程度は眠っていたと思います。

ともかく、「勉強時間」によって「勉強量」を測ることについては、学生時代の頃から懐疑的でした。

「1日何時間勉強してる?」という質問をされた時にも、はぐらかしてました。
そもそも、その質問では、学校の授業を「勉強時間」に含めるのかどうかわかりません
まあ文脈からすると含めないんでしょうけど、個人的にはどうしても「学校の授業時間」を「勉強時間」に含めないことには違和感がありました。

個人的には勉強時間を測るメリットを感じない

さて、資格試験や検定試験に向けた勉強時間を測ることについてです。

仕事の一環として資格を取得する必要がある人や、勉強に慣れていない人が心機一転気合を入れて勉強を始めるような場合、しっかり勉強時間を測定するメリットも多々あると思います。
特に、勉強習慣がない場合、まず最初の一歩として「時間」を目安にするのは非常に良いことだと思います。
最初は「5分」から始めて徐々に時間を長くする、といった勉強を継続するテクニックもよく聞きます。

ですが、私自身は趣味の一環として資格や検定を目指してますので、勉強時間を測るメリットは特に感じないです。

ゲームを趣味にしている人が、日々ゲームをした時間を記録しないのと同じです。

もちろん、ゲームが趣味の人でも、いわゆる「RTA」のように、時間そのものを記録するのがゲームの目的の場合もあるでしょう。
(RTA:リアルタイムアタックの略で、ゲームのクリアまでの実時間を短くすることを目標にする遊び)
資格マニアの人でも、「短い勉強時間で効率よく資格に合格する」ということを目標にする場合もあるだろうし、それはそれで良いことだと思います。

ですが私は、むしろ、ドラクエでボスを倒すにも、「効率的かどうか」よりも、「推奨レベルよりもレベルを上げて十分強くなってから倒す」ほうを好むタイプです。
これは「短時間で効率よく」とは真逆の方向性です。


誰かが「1週間で受かる」と言ったら、「では1ヶ月程度の余裕を見ようかな」と考えがちです(とはいえ、時間に縛られるのは苦手なので、その場合にも本当に1箇月勉強するわけではなく、分量を見て作戦を考えますが)。

まあ、せっかく勉強するのだし、たった1週間でクリアしたら勿体ない気がしますよね……?

さすがにその意見は同意してもらえるかどうか……

現在も、遊びと勉強の境界が曖昧

そもそも、私は今も「勉強時間」の正確な定義がわかっていません。

私は資格や検定の勉強に、京町セイカさんの音声や、WEBの過去問サイトをよく利用したりしますが、どこまでが勉強時間に含まれるのか?

  • 通勤時間にセイカさんの音声を聞き流している時間
  • WEBのゲーム形式の過去問を解いていった時間
  • わからない言葉をサイトで調べた時間や、その時に寄り道して別の記事を読みふけった時間
  • 壁に貼った重要用語のメモやスクリーンセーバーに映った重要用語を見ていた時間

こういった時間は勉強時間に含まれるのでしょうか。
あまり勉強に役立っていないような、意外と重要かもしれないような……
こういった中途半端な時間を積み重ねると、物凄い時間になると思います。
とはいえ、その時間を全て「勉強時間」に含めてしまうのはやや違和感があるんですよね。

いつか、「勉強時間」の定義についても議論してみたいですね。

実質的な勉強時間=「時間」×「集中度」とかですかね。あまり面白くならない気がしますが……

時間を測定しているサイトは大いに参考にする

私自身は勉強時間を測定したがらないタイプですが、資格予備校の推奨勉強時間などは大いに参考にしています。
時間そのものではなく、「他の資格と比較した難易度」という意味でですが。

例えば、一つのサイトで「行政書士試験:600時間」「宅建士試験:300時間」と書いてあった場合、難易度は宅建のほうが易しそうだなと考えます。
ただし、人によって学んできた知識や得意不得意は全然違いますので、「300時間」という時間そのものは聞き流します

自分自身が勉強する場合、結果的に300時間よりも長くかかるかもしれませんし、短くすむかもしれません。
勉強のやり方や試験との相性にもよるでしょう。

まあ、「時間」を他人と比較しても意味ないと思います。

難易度の目安を把握したら、その時間自体はもう忘れて、試験で必要な分量を調べて、その分量から作戦を決めます。
勉強時間より勉強量」です。

まとめ

勉強習慣がない人の場合、まずは「勉強時間」を目安にして頑張るのは良いことだと思います。

ですが、資格や検定を趣味としている立場としては、勉強時間を測るメリットは感じません。
また、通勤時間やWEBで勉強していると、そもそも「勉強時間」の範囲も曖昧になってくることもあります。

とはいえ、勉強時間を示しているサイトがあれば、難易度の参考にさせて頂いています。

では、このサイトでも皆さんの参考になるように勉強時間を示してみては?

いや、やっぱりやめておきます。

「前提知識ゼロ」の状態から受ける資格検定はほとんどありませんし、示した時間が短すぎても長すぎても良い事はない気がするので。

本日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

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