銀河英雄伝説Die Neue These第20話「惨劇」の感想です。
なお、私は原作と旧作のアニメは視聴済みで、その上での感想になります。
- 銀河英雄伝説Die Neue These公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
レンテンブルク要塞を陥落させたラインハルトは、リップシュタット貴族連合の本拠地、ガイエスブルク要塞に向けて進軍する。たび重なる敗戦にリップシュタット貴族連合は、副盟主のリッテンハイムが盟主ブラウンシュバイクとの確執でのすえ離脱するなど、結束にほころびが見えつつあった。ラインハルトは別働隊を率いるキルヒアイスにリッテンハイム討伐を命じる。貴族連合の主導権を狙うリッテンハイムはキルヒアイス艦隊に猛攻をかける。キルヒアイスは防御に徹していたが……。
© 田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会
https://gineiden-anime.com/story20.html
感想
今回は帝国側の話です。
リッテンハイム侯の離反からヴェスターラントの件までです。
なんというのか、尺の都合で細かい部分が色々削られている感がありますね。
もう少しゆとりをもって長くやってくれたほうが良かった気はします。
ファーレンハイトが全く登場してません。
フレーゲル達と一緒に出撃したとなると、立ち位置の都合上で描写が難しくなるので、いっそのことカットした、ということでしょうか。
今後どこかで登場することになるはずですが、どこで登場するか気になります。まさかしれっと捕虜になってたりはしないと思いますが……。
メルカッツの、ブラインシュバイク公は病人で気の毒な人だというセリフに対するシュナイダーの思いもカットされたようです。ブラインシュバイク公に命を預けなくてはいけない部下たちのほうがもっと気の毒だという話ですね。これは、読者にとって共感できるセリフだったためにカットしないで欲しかったところ。メルカッツのセリフもその通りかもしれませんが、シュナイダーの気持ちに共感する人のほうが多い気はします。
キルヒアイスの戦術や敵の戦意喪失なども含め、このあたりの描写は前アニメのほうが細かくわかりやすくて良かった気がします。戦艦の美しさは今作が勝りますが……
前作にはルッツとワーレンの区別が出来ないという声もあったようですが、今作のルッツとワーレンの区別はわかりやすいです。そこは良かったと思います。
同盟の諸中将にくらべ、ラインハルト配下の諸提督はわかりやすいです。まあ美形キャラが減った気もなきにしもあらずですが、モてる設定のキャラは美形描写なので理屈はあってるかと。
さて、ヴェスターラントへの核攻撃、前アニメではラインハルトはオーベルシュタインの意見を了承していないという原作改変に賛否両論だったこともあり、今回は明確に了承するのかと思ってましたが、そこは明確には描写されませんでした。まあ話の流れから黙認に了承したのはわかりますが描写的に微妙なところです。
アンスバッハが、原作では独り言だったセリフを直接ブラインシュバイク公に言っていました。アンスバッハのしっかりした性格を示しているので、この改変はありかな、とも。
ラインハルトの政治的判断による黙認の噂をキルヒアイスに伝えたのが、前アニメではシュタインメッツでしたが、今回はワーレンになっていました。ここについては、原作で誰が伝えたのか私が覚えていないので改変だったのかどうか。原作でシュタインメッツでは無いことは確かだったと思いますが……
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
へー。今回は割と批判的だね。女性キャラが登場しなかったから?
いえ、ここで女性キャラが登場したらそれこそ原作改変で批判されると思いますよ。もっとも、批判ではなく率直な感想なのではないでしょうか。