引き続き「ざつ旅 -That’s Journey-」の感想です。
なお私は「ざつ旅 -That’s Journey-」の原作を知らない状態での初視聴となります。
- TVアニメ「ざつ旅 -That’s Journey-」公式サイト

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

宇奈月温泉にやってきたちかと暦は、
©石坂ケンタ/KADOKAWA/「ざつ旅」製作委員会
露天風呂を満喫しながら翌日行こうと予定している黒部峡谷鉄道トロッコ電車に思いを馳せる。
しかし、まさかの予期せぬ事態が二人を待ち受けているのだった……!
https://zatsutabi.com/#Story
感想
前半が前回の暦との黒部への二人旅の続き、後半がちかの後輩である鵜木ゆいとちかとの香川県への旅でした。
また、糀谷冬音と天空橋りりの会話の場面もあり、レギュラーメンバーが出揃った感があります。メンバーそれぞれ既にチラ見はあったように思いますが、今回やや長めのセリフとある程度の立場が暗示されました。
最初の黒部の旅は、トロッコ電車が運転されていない期間だったという重大なミスがあったわけですが、二人で笑い飛ばしたのがいい話だったと思います。
前夜からちかがかなり期待していた描写がありましたので、乗れないことを知って失望があったのは想像に難くないですが、それを笑い話にしてしまうという前向きさ。二人で笑いあったこと自体いい思い出になったでしょう。
さて、今回はちかの後輩、鵜木ゆいの登場。ちかの二つ下の高校時代の後輩で、ちかにすごく憧れている様子でした。
今回の話は旅そのものの話よりも、ちかとゆいの関係性、特にゆいのちかへの憧れの描写にじーんとくるものがあった印象です。
年上ということもありますが、ゆいから見たちかは凄くしっかりしていて、やりたいことは何でもこなすような完璧な印象があったようです。
剣道についてはゆいのほうが強かったようですが、ちかの行動力に憧れていたという気持ちはすごく伝わってきました。
そして、ちかが愚痴を言える相手は、ちかと対等の立場である暦だけで、ゆい自身はそのポジションにはなれない、という、ゆいのちょっと切ない思いにじーんとくるものがありました。
ゆいとしても、暦みたいな関係になりたいということではなく、そういうものだという割り切った感じはありそうです。先輩後輩の壁はなかなか超えられるものではないと思います。ただ、一抹の寂しさのような気持ちもありそうでちょっと切ない気分もあります。
旅行については、ゴールデンウイークで混んでいる影響が随所にあり、ちょうど今の放送時期がゴールデンウイーク直前という状況に合わせた印象もありました。
うどんについては何と言うのか、最初見た時は、美味しそうではあるけれど1時間待ちを我慢するほどの物なのか、と少し思ってしまいましたが、食べた時のちかたちの美味しそうな感想を見て、ああそんなに美味しいんだ、なら良かったという感じでした。
まあ私自身はどちらかというと味の良し悪しがわかるタイプではないので、混んでいる場所はあっさり諦めて空いている場所を選んでしまいそうですが、こだわりがある人にはそのこだわりを大切にして欲しいと思います。
最後に冬音さんとりりさんが登場。ちかと同じ漫画制作の関係者のようです。
会話の内容からすると、二人はちかと知り合いのようにも見えるのですが、りりさんは第1旅でも登場していて、ちかはりりさんを目撃した時に旅先で見た知らない人のように振舞っていました。
今回のお酒が好きという話からしても、りりさんに似た別人ということは無い気がします。
現状、第1旅でちかがりりを同じ旅館で目撃したのはただの偶然のようにも思えるのですが、もしこれが伏線だとしたらどう回収されるのか気になるところです。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
ゆいちゃん、旅先なのに色々な物に詳しくてすごいね!
旅行先が決定してからある程度予習はしたとは思いますよ