さて、私が令和元年の行政書士試験に向けてした勉強の話です。
行政書士試験向けに買った書籍やよく見ていたサイトは以下を参照して下さい。
今日は模擬試験や本試験の話になります。
模擬試験
行政書士試験に向けて、LECと伊藤塾の公開模擬試験を受けました。
LECは5回。
伊藤塾は2回。
7月から10月まで計7回、公開模試の会場受験に向かいました。
LECのほうは、最初は180点の合格点に到達、あと1回だけ200点超えたことがありましたが、それ以外は合格点を下回ってたと思います。
伊藤塾のほうは、なぜか私に相性が良く、いずれも240点台の高得点で、どちらも14位という好成績でした。
これで伊藤塾ファンになったというのはあるので、もし、伊藤塾に社労士その他の模擬試験があったらその後も継続してチャレンジしていたところです。
とはいえ残念ながら伊藤塾にある資格講座はこれ以外には司法書士くらい。司法書士は……まあ、当分狙う予定は無いです。
模擬試験の話に戻ります。
最初は本番のつもりで受けて、結果に一喜一憂してましたが、7回も受けていると、終盤には緊張感がなくなってきた気がします。
ただ、これらの模試にはWEB解説講義がありました。
模擬試験終了後、WEBで、模試に対する各予備校の先生のコメントを見ることが出来ました。
これは結構大きかったです。
まあ、疑似的にその予備校の生徒になった気分です。
伊藤塾の最終模試の解説講義では、当日の心構えも丁寧に説明してくれていました。
「合格のためにはここまで考えるんだな」とすごく役に立ちました。
なお、模擬試験で出題された問題の択一式は、きっちり復習しました。
5択の問題は、それぞれの選択肢を「1問1答の問題」とみなして解いてみました。
それによって弱点強化が出来ました。
(同じ方法を社労士試験の勉強にもしようと思ったのですが、こちらは分量が多すぎて無理でした)
「模擬試験7回」って、多すぎない?
模試は復習が大切ですからね。消化しきれないのはどうかと思いますが、月平均2回であれば、復習も可能かと。
でも、それ以外の勉強が出来なくない?
科目の強弱
社労士試験の勉強もそうでしたが、私は「科目ごとに分けての勉強」という物をあまりしません。
最初から最後まで適当に、全ての科目を一様に勉強する感じです。
まあ、明確な理由があれば優先順位をつけることもありますが、行政書士試験では特に行いませんでした。
(もっとも、一般知識の最後の「現代文」については、現場思考で何とかするしかないので、演習対象から外しました)
憲法も行政法も民法も会社法も、平等に問題を解く勉強を重ねました。
「平等に」といっても「憲法と行政法と民法と会社法の勉強量が全部同じ」という意味ではありません。
過去問でも千問ノックでも模試でも、行政法の問題が多いので、数多く問題を解いていけば、出題頻度の高い行政法の勉強比率が自然と高くなります。
まあ、作戦などあまり考えず、量をこなすことを優先すれば、重要なポイントは自然と身につくだろう、という方向性です。
ただ、一般知識の足切りは怖かったので、10月は、毎朝一般知識の問題を解く時間を設けました。
とはいえ、「模擬試験に出た問題を解く」だけでしたが。
なお、「商法・会社法を捨てるかどうか」が議論になることもありますが、私は全く捨てるつもりはありませんでした。
「会社法が難しい」と保証されていれば、そういう選択肢もあるでしょうけど、過去問を見る限り、会社法の難易度は年によってばらつきがあります。
今回、会社法が難しくなるかどうかはわかりません。
もちろん、憲法や民法が難しくなるかもわかりません。
商用・会社法は20点。択一式だけで考えるなら、憲法と同じ分量です。
どの分野が易しくなるかは読めませんが、易しくなった場合に点数を稼ぐ必要がありますので、どの科目も平等に準備しました。
まあ、勉強期間が短ければ「賭け」に出る手もありますが、長かったですからね。
結果的に、その年の商法・会社法は易化していました。
模擬試験も含め、最後まで「商法・会社法」で3~4問キープできたのは、かなりのアドバンテージだったと思います。
セイカ式
ボイスロイド「京町セイカ」を利用していました。
ボイスロイドとは、文章を話してくれるソフトです。
使い方としては、「模試などで間違えた論点」をセイカさんに話してもらい、それを録音して、スマホなどで繰り返し聴くという方法になります。
何度も聴いていればそのうち頭に入るでしょう。
模擬試験後半の得点アップは、セイカさんのおかげという面もあったと思います。
ボイスロイドでは結月ゆかりさんが人気あるようです。
他にも色々なキャラクターがいますので、「耳からの勉強」を検討しているかたは好みのキャラクターを探してみることをお勧めします。
本試験での得点
本試験では、当日判明した得点は以下の通りです。
- 基礎法学 1/2
- 憲法 3/5
- 行政法 14/19
- 民法 5/9
- 商法 4/5
- 多肢選択 10/12
- 一般知識 10/14
計:168/240
合格まであと12点。
本当はここで180点取っておきたかったのですが、難化していたそうなのでやむを得ないです。
「記述採点の結果待ち」となりました。
伊藤塾の先生がたによる講評の動画をじっくり見たことを覚えています。
そして、記述式の結果が「42/60」点。
総得点が「210/300」点での合格となりました。
記述式も難しくて、正直「12点を上回るのは何とか大丈夫だろうか」といった感触だったのですが、全体的な難化の影響により採点が非常に甘くなったとの話でした。
まあ、今振り返れば危なげなかったのですが、「もしも、ものすごく採点が厳しかったら」という不安は合格発表直前までずっとつきまといました。
無事に合格して良かったです。
おっと、ここにもセイカちゃんが。
私たちも合格をお祝いしたかったですけど、ブログ開始前だから仕方ないですね。今後はぜひ、一緒にお祝いさせて下さいね!
まとめ
ということで、振り返ってみると、模擬試験の結果や本試験の問題の難化に一喜一憂という、割と「楽しめた」試験だったと思います。
難関資格という意識があったので、合格レベルの実力をつけるために、結構がっつり勉強していました。
法律系の資格は初めてでしたが、ここでがっつり勉強できたのは、その後、そちらの分野の勉強への抵抗感をなくす意味でも良かったかと思います。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
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