引き続き「菜なれ花なれ」の感想です。
TVアニメ「菜なれ花なれ」公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
チア部を辞め、PoMPoMsの練習にも学校にも来なくなった毬。かなたは自分を応援してくれた毬を応援するために部室を飛び出して毬を探す。ようやく見つけた毬は、誹謗中傷の書き込みをした自分には応援する資格がないと告げる。そんな毬にかなたは…「応援はキャベツなんです！」
©なれなれプロジェクト/菜なれ花なれ製作委員会
https://narenare-anime.com/story/?episode=12
感想
最終回ということで、毬の件も完全解決……といきたいところですが、微妙によくわからなかった面もあります。
書き込みの件が許されたとしても、毬はチアが出来ない理由があるという展開だったように見えましたが、最終的にかなたや毬とのチアを成功させていました。イップスの問題があって無理かと思ったけどPoMPoMsの応援歌があったから出来た、ということでしょうかね。
ともあれ、鷹ノ咲チア部とPoMPoMsとの混じったみんなの一体感という感じで良い終わり方だったと思います。
真剣な場面の中で、かなたの「応援はキャベツ」というセリフの一幕は面白かったです。言葉としてはよくわからなくても、毬先輩も野苺先輩も、かなたの気持ちを汲んでフォローしつつ聞いてくれた、という流れは良かったですし、悪いことをしたから罰は必要だという建前はあってもチアを続けたい、続けて欲しいという本音はみんな同じなわけですよね。
毬の退部理由を結局他のメンバーに伝えたかどうかは気になるところですが、描写されてないだけでおそらく毬本人が説明したんだろうなと想像します。説明が無いと部が崩壊するような雰囲気でしたし、本人が自分から言う分には関係者も納得するでしょう。最終的には元通り仲良くなった描写でしたし、それで問題ないと思います。
毬がいなくなって一番怒っていたのもチア成功に喜んで毬に抱き着いたのも杏那だというのも良かったです。
杏那も感情の起伏の激しい人ではありますが、仲間想いな気持ちは良いですね。
涼葉がアイドルを目指すという話はちょっと唐突な気がしました。まあ温泉で伏線はあったわけですが、単にファンだと思ってましたし、高校卒業してからならまだわかりますが、PoMPoMs活動で夢が膨らんだという感じでしょうか。
表情が豊かでないと出来ないわけでもないでしょうけど、普段無表情なのはさすがに不利になりそうな気はします。
そして最後にPoMPoMsで涼葉の応援と思いきや鷹ノ咲チア部との合同のチアでの締めくくり。
賑やかで華やかで良かったとは思いますが、急にあんなに仲良くなったのにはやや驚きもあります。まあ元々チア部メンバーもPoMPoMsのことは意識していた描写はありましたが。
ということで終了。
主要メンバーのうち、詩音のエピソードが少なかった印象はありますが（音楽的にチームの役に立っているのは間違いないのですが）、穏花の成長や恵深のエピソードは良かったと思いますし、全体的に華やかで楽しかったと思います。
涼葉の跳べるエピソードはもう少しストーリーを動かす役に立てて欲しかった気もしますが、まあでもあれは人間業ではないので高校生が楽しくやっていくストーリーにはあまり使わないほうが良いのかもしれません。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
毬先輩の家の人たち、学校の時期なのに娘が実家に帰ってきて心配じゃなかったのかな？
何か事情があったことは察して温かく見守っていたのではないでしょうか。
