引き続き「聖女の魔力は万能です」の第2期のアニメを見た感想です。
原作も読んだことのない初見での感想です。
- 「聖女の魔力は万能ですⅡ」公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
貿易相手国の王子を留学生として迎えるにあたり、セイは住居を研究所から王宮へと移す。それは国家機密である聖女の能力を隠す目的もあった。留学生の国が以前出会ったセイランと同じ国だと知り、嫌な予感がするセイだが……。
© 橘由華・珠梨やすゆき/KADOKAWA/「聖女の魔力は万能ですⅡ」製作委員会
https://seijyonomaryoku.jp/story/04.html
感想
前回はやはり箸休め回だったような印象で、今回から話が動き出して面白さが急上昇してきた印象です。
ザイデラ国の皇子テンユウが登場。
真面目で勉強熱心というのが表向きの態度ですが、知識が豊富という点とはまた別の意味でも頭が切れるようです。
前提として、聖女の話はやはり国家機密だったようです。
前回あれだけ大々的に式典を行いながらの国家機密ということは、海外との交流はかなり限られた世界だということが言えそうです。
もし外国人が珍しくない社会であれば、あれだけ派手に討伐とか沼の浄化とかしておいて機密も何もあったものではないですからね。
ともあれ、頭の切れる相手との探り合いつつの対峙というのは面白い場面です。
現時点でテンユウの目的が定かではないですが、前々回のポーションがきっかけとなってセイの秘密を探っていることはほぼ間違いないでしょう。
前々回のセイランはセイのポーションに救われた立場ですから、セイの存在がバレたところで危害を加えられるようなことは考え難いのですが、とはいえ重大機密ですし、秘密守り切れるかどうかは興味深い展開です。
今回はジュードがなかなかいい役回りをしていたように思います。
セイが研究所に来られなくて、会えなくて寂しくなると言った言葉に反応してましたし。セイは植物のことを言っていたようですが、ジュードは自分に言われたと期待していた様子。まあ恋愛感情かどうかは置いといて、綺麗な女性に寂しいと言われたら悪い気はしないでしょう。
そして、テンユウとの対峙でセイとともにベストを尽くしたのもこのジュード。あれは不可抗力だというヨハンの言葉には安心感というか、頼れる上司だと感じました。実際不可抗力なわけですし、セイたちを信じているのが良いです。
エリザベスも頼りになりますね。セイにとってのまさに心の友です。
セイが何に興味を持つのかよくわかっているようで、なかなかのやり手ですね。
今後テンユウと対決する展開がきた時にも頼もしい味方になってくれそうな気がしますが、どうなることか。
次回の展開予想
テンユウは今後のライバルキャラになりそうな雰囲気もありますが、この作品は展開が早いですので、次回にはもうテンユウ編の決着がついてしまう可能性もありそうです。
ただ、「テンユウ」という名前もちょっと気になっています。「アイラ」などと同じく日本名っぽい雰囲気もあるんですよね。「皇子」という前提からすると違うかもしれませんが、向こうは向こうで召喚に関わる秘密を持っている可能性もあるかもしれません。
ともあれ、今回の雰囲気からすると、テンユウからセイの秘密を隠し通すのは難しいと思われ、少なくとも一度は聖女の秘密がバレるのは避けられないような気がします。テンユウ本人が危険な目にあって大けがをしてセイがそれを治療する、というあたりがありそうなストーリーでしょうか。
まあ、何らかの理由でテンユウにも秘密を守ってもらうような妥協点を見つけるあたりが落としどころかと思います。
あるいは、セイが何か思いつかないような新技を使って隠し通すという手もあるかもしれませんが……
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
なんのために無理矢理秘密を探ってるのかな?
国同士の対立があった時のために秘密を探っておく考えかもしれませんし、特別な魔力の秘密を知って自分たちでも有効利用する狙いかもしれません。いずれにせよ多くの情報を手に入れるに越したことはないかと。