引き続き、「Dr.STONE」のアニメの感想です。
- 「Dr.STONE」公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
手に入れたカメラで、気球から航空写真を撮る千空たち。しかし、写真からも油田は見つけられないまま、季節は実りの秋を迎えていた。フランソワは料理の食材を集める為、スイカと共にイノシシやトリュフを探す。それを見た千空も、イノシシを油田探しに利用できないかと思い付き……。そんな中、新たな科学アイテムを試す千空たちの通信が何者かによって妨害されて……!?
©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
https://dr-stone.jp/story/3rd/03/
感想
かなり早いペースでストーリーが進んでいるように見えます。
まあ、原作は既に連載が終わっている作品ですし、まだ原作の半分も進んでいないわけですから、引き延ばす必要性ま全く無いというところでしょう。
フランソワにスイカが協力してイノシシを発見し、コハクの視力とイノシシのサガラにより油田を発見、モーターボートの試運転からメッセージ受信などがありました。作品によってはそれだけで一話分使いそうなエピソードが詰まっています。
以前からスイカの有能さは描写されていましたが、フランソワもスイカの知識を信頼して協力を求めました。まあそれはエピソードとしてありなのですが、スイカの場合、スイカの姿に擬態する特殊能力が人間離れしていて、やや科学よりもファンタジー感が強くなるのがどうか。まあスイカの擬態は石化復活と同じく、この作品の前提としてそういう物だと受け入れるべきなのでしょう。
フランソワの用意周到さも人間離れしてはいますが、とはいえ物理的には人間ができないことではないので、フランソワすごいとまだ納得出来る範囲です。
油田の発見は、人海戦術で苦労した描写はありますが、散々苦労した後での最後のイノシシによる発見は割とご都合主義感もあります。油臭いイノシシの行動範囲にあったのならその前の人海戦術の時点で見つかりそうな感もありますし、イノシシが一直線に油田に直行したのも不自然な気がします。まあスイカがイノシシと意思疎通できるのなら話は別ですが、意思疎通できる相手を食糧にするのはそれもどうかと。
フランソワがイノシシのサガラを食糧には向かないと評したのは、ほぼ間違いなく千空の意を汲み取ってのことのでしょうね。フランソワならその気になれば油交じりの原料からでもうまく調理できそうな気がします。まあ、フランソワ自身としても、スイカと友情が芽生えた相手をどうこうする意思はなかったでしょう。おもてなしの精神としても、相手の気持ちを尊重するのは大切だと思いますし。
無線通信での交信のシーンで銀狼がルリに、クロムへの想いを伝えるように促していました。もっとも、「前回クロムが想いを伝えられなかったから、今回はルリのほうからクロムへの想いを伝える」という流れの時点で、前提として「クロムとルリはお互いに想いあっている」ことがルリ本人にも周囲にも明白になってしまっています。「想いを相手が受け入れてくれるか」にドキドキするのではなく、「想いを伝える」こと自体が重要なイベントと化していますが、今や何の障害があるわけでもないし、それはそれで良いのでしょう。
最後の場面、「WHY」が連呼されたモールス信号の受信。
去年までの私ならモールス符号を知らなかったので何のことやらという感じだったと思いますが、今年ちょうど無線の資格で勉強したばかりですのでよくわかりました。「H」が4点連続なので聞き取りやすくて、Hの前の「W」が「・--」とHの後の「Y」が「-・--」。区切り位置がわかりませんでしたが推測したのでしょうか。身につけた知識で理解できる部分があるとちょっと嬉しいです。
ともあれ、ここから新展開ということになります。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
トリュフって高級料理っぽいけど、きのこだったんだね!
日本での松茸のような存在かもしれませんね。