引き続き、「Dr.STONE」のアニメの感想です。
- 「Dr.STONE」公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
職人のカセキを仲間に引き入れ、科学王国にラボを作った千空。サルファ剤作りの最難関素材〝硫酸〟をゲットする為、銀狼たちと一緒に森の奥地に視察へと繰り出す。しかし、硫酸の泉付近にたまった毒ガスの恐ろしさを目の当たりにした銀狼は、恐怖でビビりまくってしまう。腹をくくった千空とクロムは手作りのガスマスクを用意し、危険と不安が残る中、命懸けの硫酸採集に挑む!
©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会
https://dr-stone.jp/story/1st/12/
感想
銀狼が勇気を出して行動するという珍しい場面がありました。
少年漫画的には王道の流れですが、その前のカセキのじいさんの「怖がることは長生きの秘訣」のセリフも確かに説得力があります。
銀狼の葛藤も見抜いて、わざとらしくマスクを余分に作りすぎるなど、カセキのじいさんもなかなか良い持ち味の人です。
千空とクロムの言い合いの場面。
千空は自分が行ってクロムが残ることを主張し、クロムは特攻するなら千空以外の人がするべきという、意見の対立がありました。
これはさすがにクロムの言い分のほうが正しいように思います。
ガスマスクがどうしても1個しか出来ず、誰か一人だけが行くとするなら、合理的判断で考えるならば千空は外すべきでしょう。
むしろ運動神経の良い人物を選ぶほうが良く、とはいえ金狼は近視という弱点があるので、やはりコハクになってくるでしょうか。
ここで硫酸が取得できずに千空がいなくなったらもはや作戦失敗でサルファ剤作成も終わりでしょうし、千空の知っている科学知識のすべてをクロムに伝えるというのは、それこそ何年かかっても達成できるかどうかというレベルの難易度でしょう。
ある意味、クロムの判断が千空に勝った場面と言えるかもしれません。
後半の紙一重の生還はちょっとご都合主義感がありますが、そこは漫画の演出ですし、この作品の流れ自体にも結構ご都合主義を感じることは多いので今さらですかね。
それにしても、硫酸と硝酸は高校化学でも登場する強酸の双璧ですが、硝酸は復活液の原料として既に登場していて、特に危険だという描写は無かった気がするのですが、硫酸は今回のように非常に危険に描写されます。
硝酸が危険では無いわけはないと思うのですが、単純に量の違いでしょうか。
そのあたり、やはり危険物取扱者の勉強経験がないせいかピンとこないですね。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
お、危険物取扱者に興味出てきたっぽい?
このところアニメがきっかけで資格を目指すパターンが増えてきているので、可能性はありそうですね。