今日は久しぶりにDCプランナー試験の話です。
それは、どういった風の吹き回しですか?
今年の当ブログ内ランキングは「DCプランナー」の記事が、安定して閲覧数1位をキープをしています。
DCプランナーに関心を持っている人が多い以上、たまには関連記事を追加したほうが良いのではと思えてきたことと、それともう一点ですね。
もう一点?
DCプランナーのCBT試験は「電卓持ち込み不可」となっており、必要な場合には画面上の電卓を操作することになっています。
その計算機の「根号(ルート)」(\(\sqrt{ }\))の有無は、DCプランナーを目指す人にとって非常に関心が高そうですので、今日はその点について振り返ってみようと思いました。
CBT試験での電卓にはルートは無かった
私が受けた時(2021年9月~12月)には、CBT試験の電卓に\(\sqrt{ }\)はありませんでした。
もちろん、電卓の\(\sqrt{ }\)機能を使わなくては解けないような問題は出題されませんでした。
試験主催者の方針に変更がない限り、今でも\(\sqrt{ }\)機能は無いと思います。
(また、その方針を変更する必要性は薄い気がします。\(\sqrt{ }\)機能を加えるには、画面の電卓の仕様を変更する必要があるわけですが、DCプランナーという資格にとって、根号を数値に変換する作業がそこまで重要かというと……)
ルートを使う問題は出題されない、ということでしょうか?
いえ、電卓のルート機能は使う必要がない、とは言いましたが、\(\sqrt{ }\)が混じった公式を必要とする問題は出題されます。
具体的には、幾何平均や相関係数ですね。
私の時には、幾何平均では\(\sqrt{ }\)を使う問題は無かったと思いますが、相関係数のほうで\(\sqrt{ }\)を使う問題を見た気がします。(もう半年前ですので記憶が誤っている可能性もあります)
選択肢の例ですが、以下のような感じでした。
- 5.92(=\(\sqrt{35}\))
- 6.32(=\(\sqrt{40}\))
- 6.71(=\(\sqrt{45}\))
- 7.07(=\(\sqrt{50}\))
確かこのような感じのカッコ書きだったと思いますが、\(\sqrt{ }\)を計算した後の値と、\(\sqrt{ }\)の形の値とが選択肢に両方とも併記されている形でした。
\(\sqrt{ }\)の中身さえ正確に計算できれば選択肢を選べるようになっていました。
万が一、選択肢にルートの中身の記載がなかった場合
たぶん大丈夫だと思いますが……
仮にもし、先ほどの選択肢が、以下のようにカッコ書きが無かった場合はどうすれば良いでしょうか。
- 5.92
- 6.32
- 6.71
- 7.07
電卓に\(\sqrt{ }\)が無くても、間違いなく乗算機能はありますので、この場合は、選択肢の数値を2乗してみて下さい。
- 5.92×5.92 ⇒ 35.046
- 6.32×6.32 ⇒ 39.942
- 6.71×6.71 ⇒ 45.024
- 7.07×7.07 ⇒ 49.985
もし自分が計算した値が\(\sqrt{40}\)だったとすると、明らかに選択肢2.が近いですから、選択肢2.を選べば良いです。
もし自分の答えが\(2\sqrt{10}\)とか、\(\frac{\sqrt{160}}{2}\)などだった場合は、……高校数学のルート計算を思い出してどうにかして下さい。
とはいえ、そのような無理数計算が必要になる問題はあまり出ないと思いますが……
まとめ
あくまでも、私が受けた「2021年12月時点」でのDCプランナーCBT試験での情報ですが……
- 試験の画面の電卓には、\(\sqrt{ }\)の機能はありませんでした。
- \(\sqrt{ }\)機能を使わなくては解けない問題には、私は出会いませんでした。
- ただ、\(\sqrt{ }\)を使う範囲が出題されないというわけではありません。\(\sqrt{ }\)を使う問題も出題されますが、電卓の\(\sqrt{ }\)機能を使う必要はありませんでした。
何度も繰り返し受けているわけではなく、情報としては手薄ですが、「私が受けた時はこうだった」という情報です。
※ 出題される問題は受験者によって異なるはずですし、出題傾向が変わる可能性もあります。その点はご了承願います。
ご参考まで。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。