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一期一会――「ざつ旅 -That’s Journey-」(終)第12旅「旅はざつでいい、ざつがいい」【アニメ感想】

アニメ感想

引き続き「ざつ旅 -That’s Journey-」の感想です。
なお私は「ざつ旅 -That’s Journey-」の原作を知らない状態での初視聴となります。

  • TVアニメ「ざつ旅 -That’s Journey-」公式サイト
TVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト
原作:石坂ケンタ(株式会社KADOKAWA/電撃マオウ連載)のTVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト。AT-X、BS11、TOKYO MX、読売テレビほかにて、2025年4月7日(月)より放送開始!

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます

未視聴のかたはご注意下さい。

ストーリー

アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

TVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト
原作:石坂ケンタ(株式会社KADOKAWA/電撃マオウ連載)のTVアニメ『ざつ旅-That's Journey-』公式サイト。AT-X、BS11、TOKYO MX、読売テレビほかにて、2025年4月7日(月)より放送開始!

乗るバスを間違えたものの、親切な地元の乗客に助けられ、
ちかたちは美保関行きのバスに乗ることができた。
だが、りりからの返事は未だに冬音に届かず……。
ちかも不安になる中、美保神社で思いがけない人物に遭遇する。

©石坂ケンタ/KADOKAWA/「ざつ旅」製作委員会
https://zatsutabi.com/#Story

感想

最終回。冬音りりの仲直り、ちかの漫画家としての飛躍などのエピソードがありました。

前回の終わりでは、冬音りりに漫画を送り、ちかと冬音がバスを乗り間違えたところで終わっていました。
漫画を送った時点で仲直りの未来はほぼ確実で、バス乗り間違いも物語のオチとして一段落した気分になっていたのですが、今回のエピソードでその続きが描かれて、そうか前回まだ話の途中だったんだ気付いた感じです。
バスに同乗していたおばさんの親切さが印象的でした。
美保関への行き方を一生懸命考えてくれるその姿勢は、旅先での一期一会の出会いの温かさを感じました。
おそらく二度と会うことはないだろう、こうした人の優しさに触れられる瞬間こそ、旅の醍醐味だと感じました。

りり冬音ちかの前に突然現れたのは、かなりのサプライズでした。
東京から島根への移動は一見非現実的に思えましたが、時間的には可能。とはいえ、偶然が重なった奇跡のようなものだと思います。
冬音とりりの仲直りの場面は、予定調和という感じではありますが涙が出ます。

冬音が妄想で調子を取り戻したと思っていた矢先、ちかが突然漫画のアイディアに「覚醒」する展開も良かったです。
冬音とりりがその変化を瞬時に察し、ちかがすぐに帰れるよう配慮する場面は、漫画家として後輩の気持ちを理解する絆みたいなものを感じられました。

そして、ちかの漫画が雑誌に掲載される結末。
ちかの旅と努力の集大成としての締めくくりです。
女の子同士の先輩・後輩の関係性を描いた漫画は、恋愛的な要素もあって、ちかとゆいの関係性を思わせました。
ちかの仲間たちの好意的な反応も、ちかを支える絆という感じで良かったです。

ところで、ナレーションは実はちかの帽子のバッジだったということでしょうか。
最終回で初めて気付きました。

ということで終了。
ちかを中心とした人間関係の描写やちかの漫画家としての成長物語の要素がありつつ、基本的にはしっかりした旅の漫画で良かったと思います。いずれ国内旅行関係の勉強をすることがあれば、ちかが行った場所については振り返ってみるのも良さそうだと思います。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

りりさん、二人に会えなかったらどうしてたんだろう?

お互い仲直りしたい気持ちですからいずれ関係修復はできたでしょうし、後で笑い話にしたのでは?

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