引き続き、「MIX MEISEI STORY」~二度目の夏、空の向こうへ~の感想です。
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ストーリー
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感想
明青学園と健丈高校の練習試合の続きです。
試合自体は夏野が3点取られて、投馬がリリーフで好投するものの3点が響いて明青の負けでしたが、練習試合ということで大山監督を始め走一郎も含めて明青側は勝ち負けを度外視している節があり、まあ予定通りの負けといった感はあります。
勝負度外視なら、3点取られた時点で夏野を交代させず続投させる手もあったかもしれませんが、さすがに可哀想ということもあるでしょうし、投馬にピンチに登板させる目的もあったかもしれません。
今話の焦点は試合そのものよりも、音美の冗談への原田と西村監督の反応でしょう。
エースがトラックに跳ねられるというのは、通常の場合でも品の良い冗談とは言えませんが、原田と西村監督の過剰ともいえる反応は過去の経験があったからこそのことです。
原田は記憶喪失なので自分がなぜ怒ったのかきちんと理解はしていないでしょうけど、当時の上杉和也の事故の話は強烈な印象を受けた記憶として残っているでしょうから、つい反応してしまうのもわかるというものです。
一方の西村監督も、明青学園関係者ではないものの自分のライバルの境遇はよく知っていたわけですし、苦い思い出として残っていたことがわかります。「エースのトラック事故」がピンポイントでNGな話題だっただけで、山籠もりなどどうでもいい話です。
逆に言うと、明青学園優勝時のエースのエピソードとして上杉和也の話はかなり重要だと思うのですが、30年前の当時のエピソードは音美の代には既に伝わってないということでしょう。音美も知っていたら口にしなかったと思います。
仮に音美が上杉兄弟のエピソードを知っていてあの冗談を口にしたのなら、考え直したほうが良いです。周囲の大人にはトラウマになっている人もいるでしょうし。
まあ今回二人に怒られたことで、これは口にしたはいけない冗談だと身に染みたでしょうから今後は大丈夫だと思いますが。
音美が投馬の癖を話しそうになった時の春夏の反応はさすがですが、春夏は会話が聞こえていたのでしょうか。偶然とも取れますが、その後の春夏のセリフからすると、会話が聞こえたため意図的にさえぎったようにも見えます。
西村監督としては惜しいところだった感もありますが、ただ「何か明らかな癖がある」という事実だけでもヒントになったかもしれません。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
走一郎君、なんで相手にヒントを教えてたんだろう?
健丈高校の監督を油断させるためかと思いますが、あえて打たせて守備練習をさせる意図もあったかもしれませんね。