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普通に泣ける回――ガールズバンドクライ 第10話 ワンダーフォーゲル【アニメ感想】

アニメ感想

引き続きアニメ「ガールズバンドクライ」の感想です。
元ネタのプロジェクトをよく知らない状態での初見での感想になります。

『ガールズバンドクライ』公式サイト

アニメ「ガールズバンドクライ」公式サイト
アニメ「ガールズバンドクライ」の公式サイトです。キャラクター情報やMV等のコンテンツをご紹介!キャストやスタッフ情報もこちらで確認できます。

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます

未視聴のかたはご注意下さい。

ストーリー

アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

STORY | アニメ「ガールズバンドクライ」公式サイト
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バンドとして活動を続ける仁菜のもとに、田舎から両親が訪れる。逃げ回る仁菜だったが、みんなに諭され渋々実家に戻る。父親と話をするものの、相変わらず理解してもらえない。翌日、仁菜が父親に連れていかれた場所は、かつて通っていた学校だった。

©東映アニメーション
https://girls-band-cry.com/story

感想

仁菜と家族の関係修復の話でした。
仁菜が予備校をやめて通帳等を送り返したのは仁菜が一方的に宣言しただけでしたので、家族側ともう一悶着あるとは思っていましたが、今回はその家族との和解編でした。

まあ、仁菜の父親についてはこれまで仁菜視点でしか描かれていませんでしたので、頭の固くて厳しく偏屈な人なのかという印象がありましたが、やはり仁菜のことは心配していたようで。
普通に泣ける回だったと思います。

今話はライブの物販と芸能プロダクションから声がかかったところから始まりました。
物販で売れないのはトゲナシトゲアリという名前が悪いという話がありましたが、確かに言われてみると「トゲトゲのタオル」は使いたくなくなる気もします。
まあ逆にそういう名前だからインパクトあるというのはありますが、逆張りは少数派でしょうから売れ行きが悪くなるのも仕方ないかなと。

ルパ人気は凄いですね。女性客に囲まれていましたが、ルパファンに女性が多いのか、そもそも観客が女性ばかりなのかは気になるところです。この作品はラブライブのように男性が皆無な世界観ではないと思いますが、トゲナシトゲアリはファンが女性に偏るタイプでもない気がします。まあとはいえダイヤモンドダストよりは女性ファン比率が高そうな印象があります。
ルパ個人が女性に人気あるのはわかる気がします。想像ですが、すばるは男性人気が高そうです。

芸能プロダクションの三浦さんに声をかけられ、桃香が応対しました。
三浦さんは桃香がいた頃のダイヤモンドダストの大ファンだったようで、仁菜と気が合いそうです。
三浦さん自身が気に入っているのに「フェスで爪痕を残せ」という条件をつけたのはなぜなんだろうと思いましたが、三浦さんがスカウトしたとしても、ファンが少ない状態だったら今のダイヤモンドみたいに方向性を変えられる可能性があるということですね。
ともあれ、ビジネスライクではなく、真に音楽性を好きだと言ってくれる人がついてくれるのは心強いですね。

さて、仁菜の両親が仁菜の住居やバイト先を訪れました。
仁菜母ルパの名前を知っていたのは、仁菜の活動をある程度調べていたのかと思います。仁菜自身は親への手紙でバンドのことは話していない可能性のほうが高い気がしますが、仁菜姉から近況を聞いて調べたのでしょう。

仁菜の住居の鍵を替えたのはさすがにちょっと強硬だと思いましたが、今回の話を最後まで見て、なるほど仁菜を熊本に帰らせる必要があったのか、と気付きました。
もともと仁菜の中学から謝罪を受ける話があり、両親は仁菜の往復切符を用意していて、仁菜と話すことが出来たら一緒に帰るつもりだったのでしょう。仁菜が顔を見せないので、やむを得ず鍵を替えてルパに切符を渡して仁菜に帰らせるように仕向けた、と。
これだと時系列的に、仁菜母が仁菜を探しに牛丼屋に入った時に切符を渡したとしたら辻褄が合わないので、仁菜が逃げていると気付いた時点でもう一度ルパと会ったのかもしれません。
(もっとも、本当にその流れなら用件をメールでも伝えておくべきだという気はしますが)

メンバーみんなの仁菜への態度はぐっとくるものがあります。特にルパが自分とからのプレゼントと称して切符を渡しつつシフトを替えた場面。
桃香の「効果音」にはちょっと笑いました。猫がいいタイミングで鳴いていました。

仁菜の出身中学で、いじめのことを認めた謝罪文が提示されました。
加害者が事実関係を認めたらしいですが、今頃認めたことにちょっと違和感がありました。加害者が急に自白したくなるわけもないでしょうし、中学自ら昔の生徒のいじめを蒸し返すとも思えませんので、これは仁菜父が動いていたんでしょうね。
仁菜父は謝罪文一枚で済まされようとしたことに憤っていましたが、仁菜に「お前は被害者なんだ」と諭した後でどのようなやり取りがあったのか気になるところです。傍から見ると娘のために戦ってくれそうな父親に見えました。

ともあれ、今回の話で泣けた部分はその後の仁菜仁菜姉とのやり取り以降。
仁菜姉が仁菜の話を聞いて涙を零した気持ちがよくわかります。
「ありがとう、生きててくれて」にぐっときました。

仁菜父が、仁菜の好きな歌「空の箱」を聴いている場面がありました。
この時気になったのは、世間的に出回っているのは現ダイヤモンドダストの歌のほうのはずで、よく仁菜の好きな桃香版を見つけたなという点です。
歌声が明確に聞こえたわけではないですが、仁菜父が聴いていたのは現ダイヤモンドダストバージョンでは無さそうです。まあ、現ダイヤモンドダストの歌なら仁菜が好きと答えるわけはないですし。

「好きなのか?」と聞いたということは、いじめがあった頃にこの曲を知ったわけではないようにも見えます。とはいえ、仁菜が好きな曲らしいことは当時から既に知っていて、今回は確認のために質問した、という流れだった可能性はありそうです。ピンポイントでこの歌を聴いていたということは、むしろその可能性のほうが高いかもしれません。

そして父親と本当に和解。ここはさすがに泣けました。
仁菜の、私が作った歌を聴きに来て、というセリフも良かったです
その後の仲間たちとの再会も泣けるシーンでした。
桃香が迎えに行くつもりだったのはじーんときます。何だかんだで愛されてますね。

次回の展開予想

今回、仁菜の家族の問題が解決。
言われてみれば家族と和解するならこのタイミングしか無さそうでしたが前回の予想からすっぽり抜け落ちていました。

ですので、次回は前回書いた予想をそのままシフトする形になります。
つまり、フェスでダイヤモンドダストに勝つという目標に向かう流れですので、それに向けて色々と準備が進んでいくと思います。

ダイヤモンドダストメンバーとの再会ということもあるかもしれません。
今回いじめの話が出ましたので、次回は仁菜とヒナの因縁の話が出てきそうな気がしますが、どうでしょうか。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

ライブのために熊本から関東にくるのはちょっと遠いよね……

リモートのシステムなどが有効活用できると良いかもしれませんね。

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