引き続き、『BLEACH 千年血戦篇』の感想です。
- TVアニメ「BLEACH 千年血戦篇」公式サイト
なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。
隊長たちが卍解を取り戻したことで、形勢は逆転かと思われた。だが、滅却師・完聖体の力が解放された星十字騎士団は、さらに死神たちを追い詰めていく。逆撫の力で優位に戦っていた平子真子はバンビエッタの爆撃を喰らって倒れるが、そこに鎧を纏った姿の狛村左陣が戻ってきた。一方、京楽と静かに向き合っていたハッシュヴァルトは、戦況の拮抗を崩さんと動き出すが、的確にその攻撃を阻む伊勢七緒の術を称賛するのだった。
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
https://bleach-anime.com/story/?id=17
感想
今回は4つくらいの場面が描写されましたが、今回のメインはバンビエッタさんと狛村隊長の戦いでしょう。
人化した狛村隊長、という、護廷十三隊ファンにとってはかなり重要な回だと思います。
バンビエッタさんの平子隊長への反撃は、正直、傍から見てると平子隊長が相手にヒントを与えすぎていたように見えます。
方向を問わない無差別爆撃でなんとかなるとバンビさんが気付けたのは、向きが逆になっているという仕掛けを教えてもらえたからで、ヒントが無ければ混乱状態のまま解決の糸口が掴めたかどうか微妙だったように思います。
そして雛森副隊長も登場して、バンビエッタさんと美少女対決の寸前までいきましたが、狛村隊長に止められました。
まあ残念ながら雛森副隊長では勝負にならなかったでしょうから仕方ないところ。生命力と回復力は絶大な雛森副隊長なのですが……。
それにしてもバンビさん、狛村隊長のワンちゃん姿を気に入ってた様子ですね。
残念ながらワンちゃんじゃなくなり、まさに狛村隊長の命を懸けた執念の技、というところですが……
なんというのか、この戦いは主人公サイドが狛村隊長で、己の信念のために命を懸けていたわけですが、それでもバンビさんのほうがまともなことを言っている気がしました。
「負けたら殺されるから、それがイヤだから戦ってんでしょ」というバンビさんのセリフのほうが共感できる気がしました。
これはちょっと対戦の組み合わせが悪いですね。
もし狛村隊長対ユーハバッハだったら、狛村隊長の命を捨てた行動にも心から感動できたかもしれません。
あるいは、バンビエッタさんと雛森副隊長の対決だったら間違いなく雛森副隊長を応援していたでしょう。
とはいえ、結果論かもしれませんが、狛村隊長が、山本総隊長の仇であるユーハバッハではなく、バンビさん相手に命を捨てる行為は、どうしても違和感が付きまといます。
まあバンビさんが美少女であり、この戦いで戦闘不能状態になってしまったところに残念な気持ちが残ってしまったということなのかもしれず、敵が美形なのも考え物という話かもしれません。
京楽総隊長のもとでは、七緒副隊長の活躍でハッシュヴァルトの足止めに成功。いかにも裏がありそうなセリフの応酬でしたが、基本的にセリフ通りの流れとみてよさそうです。
とはいえ、自分が何をしたかを目の前の敵相手に正直に話すかというと、やはり違和感があるんですよね。
マスキュリンと一角たちの対決は、マスキュリンのキャラクター性のためにややギャグっぽさがあります。まあ零番隊もそうでしたが、シリアスな戦いの中にもコミカルな部分があるのはBLEACHの魅力ではあるんですが、マスキュリン自体そこまで魅力的かというとどうでしょうか。
味方なら頼もしく感じたかもしれませんが。
エンディング後に少しだけ一護が登場するのが恒例になっているようです。まあ全然登場しないとどういう状況だったか普通に忘れてしまいそうなので良い配慮かと思いますが、まあ訓練の描写は戦いの描写よりも面白みが少ないのは致し方ないところ。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
ワンちゃんも可愛いから、ワンちゃんを気に入った気持ちもわかるかも。
動物姿の人物がしゃべるのを怖がる人も多いかもしれませんけどね。