引き続き「ざつ旅 -That’s Journey-」の感想です。
なお私は「ざつ旅 -That’s Journey-」の原作を知らない状態での初視聴となります。
- TVアニメ「ざつ旅 -That’s Journey-」公式サイト

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

ちかと冬音は寝台特急に乗って、島根を目指していた。
©石坂ケンタ/KADOKAWA/「ざつ旅」製作委員会
冬音から一緒に行きたいと急に言い出したのに、なぜか列車の中では神妙な顔をしている。
りりの話題を出すとさらに落ち込んでしまい……。
二人の間に何かがあった!?
https://zatsutabi.com/#Story
感想
今回の話の舞台は出雲。ちかと冬音の二人旅です。
出雲の風景、いなばの白うさぎの逸話、そして美味しそうな丼物。
いつもの『ざつ旅』らしい魅力に溢れていました。
一緒に旅をしているかのような描写はこの作品の良さですね。
とはいえ、今回の話はいつもとは違った感じの面白さもあり引き込まれました。
その語の中心は、冬音の悩みにありました。
当初悩みの内容は伏せられていたため、ちかと同様、何があったのだろうと気になりました。
ちかがりりの話題を出した際の冬音の反応から、その悩みがりりに関係することが明らかになり、ちかは「冬音とりりが同じ男性を好きになったのでは」と妄想していました。
この作品の作風を考えると、その可能性は低いと思いましたし、ちか自身もすぐにその想像を却下していましたが。
どこまでこの話題が引っ張られるのかと思っていましたが、冬音が縁結び神社で願い事を口に出してしまい、りりとの喧嘩が悩みの原因だと判明する流れは、冬音らしい天然さでした。
その喧嘩の原因は「シチューをごはんにかけるかどうか」という、些細でどちらでもいいような話題でした。正直、冬音とりりのどちらが「かける派」で「かけない派」だったかさえよく覚えていないです。
まあ、当の二人は真剣だったでしょうし、お酒が入っていたことで感情が高ぶったというのもあるのでしょう。
ちかが提案した「冬音の気持ちを漫画にしてはどうか」というアイディアはすごく良かったと思います。
冬音としても、ちかに相談して良かったと思ったのでは。
それで冬音が完成させた漫画はかなりの大作になり、読者がりり一人というのは少しもったいない気もしましたが、冬音にとって最も大切なのはりりに気持ちを伝えることだったはずで、良かったのでしょう。
仲直りのシーンは明示されませんでしたが、りりが大して怒っていない様子は示唆されていましたので、きっとすぐに元の関係に戻れたとはおみます。
最後にちかと冬音がバスに乗り間違えるオチ。ちからしくはありました。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
ちかちゃん、シチューはどちらでもいい派って言ってたけど、本当かな?
あえてどちらにもつかない意思表示をしたという可能性はありますけど、本音の可能性のほうが高いかと思いますよ。