引き続きアニメ「mono」の感想です。
なお私は「mono」の原作を未読の状態での初視聴となります。
- TVアニメ「mono」公式サイト

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます。
未視聴のかたはご注意下さい。
ストーリー
アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

「映画を撮ろう!」
©あfろ/芳文社・アニプレックス・ソワネ
さつきの提案で、映画を撮影することにしたシネフォト部。
編集が楽そう?という理由でPOVモキュメンタリーにチャレンジすることに。
そこに、幽霊部員だった田島にも参加を要請するが、
撮影中にいきなり逃走してしまう……。
https://mono-weekend.photo/story
感想
最終回にふさわしく、さつきの憧れの牧ノ原先輩の再登場やシネフォト部の活動の総括が描かれました。
冒頭でPOVホラー動画の撮影へ進む展開になったわけですが、ホラーは好みが分かれるジャンルだけに、最終回でこの流れはどうかとも感じました。
まさか全てが桜子の手のひらの上だったとは。
動画の企画段階で、さつきとアンがどんな動画を撮るか決めかねていたところ、桜子が「編集が楽」とPOVホラーを提案し、シネフォト部の幽霊部員・田島さんを呼び出す流れになりました。
田島さんはギャル風で明るい性格で、元映画研究部らしい演技力を持った好感度の高い人物として登場。
なのに、撮影時に田島さんが失踪し、実は実在しない人物だったというホラー的展開には引き込まれました。
『mono』にはオカルト要素も実際に起きているため、本当にホラーになるのかとも思いましたが、それがすべて桜子と田島さん役の猪俣先輩によるドッキリだったとは。私も、さつきやアンと同じく見事に騙されました。
ドッキリだと知って振り返ってみると、確かに桜子の仕掛けは巧妙だったと思います。編集の大変さを理由にPOVホラーを提案していましたし、撮影中に春乃と裏方に回ったのも偽田島さんの消失をサポートするためでしょう。
普段から感情をあまり表に出さない桜子とはいえ、騙していることを全く悟らせない演技力。動画の主役選考の時の演技も、わざと下手に演じたのではとさえ思いました。
牧ノ原先輩は桜子や猪俣先輩に巻き込まれた感がありましたが、とはいえ最終回での牧ノ原先輩の登場はかなりのサプライズでした。さつきの嬉しそうな反応も良かったです。
ドッキリの首謀者が誰だったのかは気になるところです。正直、イエスマン気質の桜子がこの計画を立てたというのはやや違和感があります。さつきが動画を撮りたいと話した後で、桜子がその話を猪俣先輩に相談したところ、演技好きの猪俣先輩が「後輩を驚かせよう」と提案して、イエスマンの桜子が賛同したという流れが自然に思えます。
真相は不明ですが、関係者全員が楽しめたドッキリだったと思います。
ということで「mono」も終了です。
『ゆるキャン△』視聴者へのサービスが随所に感じられ、中盤では春乃が主役級の活躍を見せましたが、最終回でシネフォト部の活動と牧ノ原先輩への報告に焦点を当てて、良い締めくくりだったと思います。
今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。
後半に登場した本物の田島という名前の人が幽霊部員の田島さんなのかな?
他に同姓の人がいなければ、おそらくそうなのでしょう。