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新宿FOLT――ぼっち・ざ・ろっく! #10 アフターダーク【アニメ感想】

アニメ感想

引き続き「ぼっち・ざ・ろっく!」の感想です。

原作などを読んだことは無い状態での初視聴となります。

  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』公式サイト
「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト
「ぼっち・ざ・ろっく!」劇場総集編 前編24年春 後編24年夏 公開!

なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます

未視聴のかたはご注意下さい。

ストーリー

アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の公式サイトから引用します。

TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト | STORY
アフターダーク

新学期が始まりひとりの学校では文化祭の準備が始まった。体育館のステージでの出し物が募集されていることを知ったひとりは、バンドで出演してチヤホヤされたい欲求と、緊張で失敗した時の恐怖の狭間で揺れ動く……

©はまじあき/芳文社・アニプレックス
https://bocchi.rocks/tv/story/?id=10

感想

結構面白かったです。
この作品は全体的にぼっちのコミュニケーション能力が理由で話のテンポが遅くなる傾向があるのですが、それでも面白かったと思います。
まあコミュニケーション能力が流暢だったらぼっちではないですからね。

前半のぼっちの、嫌ながら無意識に文化祭への申請書を書いてしまうという言動不一致は割といつもの理不尽ですが、ぼっちが喜多に話せなかったにもかかわらず星歌さんに相談したのが興味深いところです。
もちろん、喜多はノリノリで進めてしまいそうというのはあったでしょうけど、星歌さんのことを割と信頼してるんだな、と。
まあぼっちも最初は星歌さんのことを怖がっていたわけですが、自分のことを見ているという真意が言葉だけでなく態度でも伝わってきたのでしょう。

きくりさんが登場すると何だか和みます。
ぼっちの実力を認めたぼっちファンだからか、話が良い展開に進みそうだという安心感のようなものがあります。星歌さんは迷惑そうですが。

さて、ここにきて新たな登場人物が増えました。

きくりさんに誘われてきくりさんのバンドSICK HACK(シクハック)のライブを見に行くことになり、そのライブハウス名は新宿「FOLT」。
これは初見でも新宿LOFTが元ネタだなとわかりました。私はLOFTに行ったことがあるかどうか記憶が定かでないですが、メジャーデビューしている有名バンドも結構ライブをしている場所だという印象はあります。

そしてFOLTの店長、銀次郎さん、シクハックのメンバーの志麻さんとイライザさんが登場しました。
まあ実はきくりさんの二次会の回想で既に志麻さんとイライザさんは登場していたのですが、当時は誰がバンドメンバーかわかりませんでした。
今回は顔合わせと演奏があったのみですが、特にオタク文化好きなイライザさんは今後も絡んできそうな雰囲気はあります。

シクハックの演奏はごく一部しか描写されませんでしたが、本当にライブハウスで観戦している雰囲気を味わった気分になりました。
確かにこんな感じで気分が盛り上がるよな、と。
ボーカルのきくりさんの世界に入れればファンへと一直線という感じですね。

ぼっちが文化祭ライブへの出演をついに決意をして、4人でセットリストの話へと進みました。
リョウの空腹はご愛敬として、リョウがぼっちのギターソロを提案した部分については気になりました。
いや、ぼっちと喜多の高校の文化祭ですから、ぼっちの見せ場を作るという提案はもっともなのですが、リョウがぼっちをギターヒーローと認識して言っているのか、認識してはいないがギターの実力を認めて言っているのか。
虹夏がぼっちをギターヒーローだと気付いたわけですからリョウも気付いても不思議はなく、気付かなかったとしても、前回のライブまででぼっちの真の実力に気付いたことは間違いないでしょう。
なので、ぼっちのギターソロがあることが結束バンドにとって良いと判断したのか、それとも言葉通りぼっちの文化祭だからという話なのか。
ぼっちが本当に実力を出し切れたなら良い演出になると思いますが、どうなることか。

そして、最後の喜多の自白は予想外でした。完全に喜多が勘違いしたという流れで進んでいたので。
まあ、思い返せば「一度提出したら取り消しは不可」というのも喜多の嘘だったのでしょう。
ただ、喜多としては、ぼっちの中に文化祭のステージに出たい気持ちと出たくない気持ちがせめぎ合っていることはわかったので、ぼっちの後押しをするつもりで、という気持ちはあったと思います。
それがぼっちのためになり、いい思い出になると信じて。
ただ、そうは言っても喜多自身にも迷いもあり良心の呵責もあって、ぼっちに謝ったということだと思います。

とはいえ、ぼっちは途中までは文化祭には出たくない気持ちに傾いていましたので、ぼっちの気持ちを尊重したら参加しない方向で決定した可能性も高かったでしょう。
表面的な気持ちよりも、本人の心の奥底にある真の想いを汲み取って引っ張る、というような、多少強引な方法もぼっちの場合には有効だと思いますし、喜多の行動は責められるものではなく、ぼっちにとっても良かったと思います。

次回の展開予想

残り2回ですので、文化祭当日の状況を2回に分ける可能性も結構ありそうです。
もしそうであれば、結束バンドの演奏は最終回に回して、次回はそれ以外の文化祭パートでしょうか。
とはいえそれでは間が持たない気もしますが……
あえてその方向で予想するなら、次回はぼっちがクラスの出し物でメイド姿になるのを頑なに避ける展開かと思います。
ただ、最終的にはメイド姿を見せて「可愛い」とちやほやされるもののぼっちが恥ずかしがって消えてしまう展開でしょうか。

あるいは、次回は結束バンドのライブ直前まで進み、もしくはぼっちのギターソロパート直前くらいまでは進むかもしれません。
1曲目が失敗となっては前回のライブの二番煎じですので、1曲目も割と好評で期待が高まったところで、いよいよ緊張のぼっちの演奏、といった感じになるかなと予想しますが、どうでしょうか。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

酔った状態でも歌えるなんてすごいね!

きくりさんは初ライブから飲んでいたという話ですから、何度も経験してその状態でも慣れているのでしょう。

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