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話の主役であれば――ワートリ2nd第7話「勝負」【アニメ感想】

アニメ感想

さて、引き続きワールドトリガー2ndシーズンの感想No.7です。
香取隊・柿崎隊との対戦もいよいよ大詰めです。

  • ワールドトリガー2ndシーズン
「ワールドトリガー 2ndシーズン」 特集 | 東映ビデオオフィシャルサイト
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なお、アニメ感想のページは、記事の性質上、ネタバレ的な要素を含みます

未視聴のかたはご注意下さい。

ストーリー

アニメの内容をここで書くと著作権法に抵触する可能性があるため、以下の東映のサイトから一部引用します。

ワールドトリガー- 2ndシーズン - | 第7話「勝負」
ワールドトリガー- 2ndシーズン - | 2021/02/28放送。第7話『勝負』香取隊と相対する修はワイヤートリガー「スパイダー」を利用した戦いによって若村を…

香取隊と相対する修はワイヤートリガー「スパイダー」を利用した戦いによって若村を倒し、さらに駆けつけてきた遊真と連携して三浦も落とす。二人の練家により一気に玉狛第2の独走状態に。苦しい戦況に追い込まれた香取の脳裏に過去の思い出が蘇る。

一方、柿崎隊唯一の生き残りとなった照屋を迎え撃つ千佳が勝利したかに思えたが、照屋の粘りの反撃を受け千佳は緊急脱出(ルビ:ベイルアウト)。戦いの行方は遊真と修に委ねられるのだった。

©葦原大介/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション
https://www.toei-anim.co.jp/tv/wt/wt02/episode/summary/7/

感想

今回もかなり原作に忠実にアニメ化されています。


香取葉子さんのお父さんの話など、「ここは盛ったかな」と見ている時に思ったのですが、原作を読み返してみたらちゃんと描いてありました。
もちろん、原作では1コマで表されている部分を、わかりやすくするための描写を加えている箇所などはありますが、改変などは、私が気付いた範囲では見当たりません。

まあ、原作の完成度が高い、ということは言えると思います。
色々計算して描かれているのでしょうから、下手に余計なことを加えて後々矛盾が発生する可能性を避けている、というのはあるかもしれません。

戦闘時の高低差などは、アニメのほうがとてもわかりやすかったです。
照屋が鉛弾ハウンドを撃たれた後に倒れた場所は千佳よりも低い建物の上で、原作の時にもそう描写されてはいますが、原作を読んだ時には高低差はあまり頭に入ってませんでした。
同様に、香取が最後に遊真を狙ったときに、空中のかなり高い位置から狙っていますが、これも原作を読み返してみると確かにそうなんですよね。

アニメになってお互いの位置関係がすごくわかりやすくなったと思います。

さて、今回の話の主役は香取葉子さんだったと思います。

遊真に対峙して、「自分たちが主役みたいな顔しちゃって」とイライラした葉子。
確かに修と遊真はワールドトリガーの主役なので仕方ないところですが、アニメの今回に限っては、葉子が話の主役と言ってよいです。
最終的に負けてしまうとはいえ、話の主役なら救われるでしょうか。

さん、小学生の頃から考え方がすごく大人です。
達観してますね。
世の中は大きく変わっていくから自分のための勉強もする、と。
そこまで考えられる人はそうそういないでしょう。

華さんが家族でなく葉子を助けた理由は、はっきりさせないほうがいい部分でしょうが、華の説明した合理的理由以外にも、自分の家族をよく思っていなかった、というのも少しはあるのかもしれません。
いずれにせよ、葉子にとって華は命の恩人。葉子がどうも華に頭が上がらないように見えたのもそのためでしょう。

修と華はどちらも「真面目メガネ」で比較的似た性格だと思うのですが、葉子にとって華は親友の関係なのに対して、修には嫌な感情を持ってしまったというのも興味深いところです。


話の主役かー。でも試合に三雲隊が勝つならやっぱり三雲隊が主役じゃないかな?

いや別に主役と勝ち負けは関係ないと思うよ。最後に主役が負ける話だってたくさんあるし。

今日は以上となります。ここまでお読み下さいましてありがとうございました。

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